「近代の超克」と京都学派 近代性・帝国・普遍性
上製
酒井直樹,磯前順一 編
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出版社:以文社 |
出版年:2010年12月 |
コード: 368p ISBN/ISSN 9784753102853 |
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アジア・太平洋戦争の最中、1942年の座談会「近代の超克」をめぐる、日本・欧米・アジアの研究者による国際シンポジウム。「近代の超克」が提起した問題を、パックス・アメリカーナが揺らぎ始め、国際秩序の再編の時期に、近代性、帝国、普遍性など優れて現代的な視点から歴史的な再検討を試みる。ことに、「近代の超克」の座談会には参加しなかった三木清も含め、西田幾多郎から田邊元を経て、第三世代の三木や西谷啓治へ繋がっていく京都学派は、特に新カント派、マルクス、ヘーゲル、フッサール、ハイデッガーを丹念に読破し、西洋近代思想の受容に多大な成果を上げると同時に日本特有の文化という言説を創出していった。その壮大な経緯の批判的な検討。
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