近世読者とそのゆくえ 読書と書籍流通の近世・近代
上製
鈴木俊幸
|
|
出版社:平凡社 |
出版年:2017年12月 |
コード: 594p ISBN/ISSN 9784582402988 |
|
|
|
近世後期、自学用の本で四書を学び、漢詩を作るまでになった広範な「近世読者」は、明治以降どのように存続し変容したか。多様な史料によって見えない歴史を掘り起こす。
目次: 序章−近世読者のゆくえ 第一章 民間の学芸と書籍文化 1 学問と文芸と生活と 2 詩作書の盛行(一) 3 詩作書の盛行(二) 第二章 拡大する書籍市場と幕末の書籍流通 1 上総国における書籍流通拠点の成立 2 磐城三春の書肆とその江戸仕入れ 3 民間の蔵書と購書 第三章 近代教育のはじまりと明治初年代の書籍流通 1 筑摩県における教科書・掛図翻刻事業 2 書籍流通の諸相 3 明治の多田屋嘉左衛門 第四章 書籍業界における江戸時代の終わり方 1 新聞・雑誌と広告の季節 2 信濃出版会社と脩道館 3 信州北安曇郡清水又居の書籍購入 4 望月誠と由己社 5 兎屋と書籍安売り競争
|
|