中国から考える合理性 中国を深く知るための8の論考
河村昌子,中嶋諒 編著
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出版社:東方書店 |
出版年:2024年01月 |
コード:22401 184p ISBN/ISSN 9784497224019 |
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中国への扉をひらくキーワード
中国社会を貫く「合理性」を読み解けば、私たちのこれからも見えてくる――
文学・史学・哲学・語学・経済学……幅広い研究テーマが導く奥深い中国の世界
●構成
まえがき
第1章 中国における合理性とは何か
中国における合理性と経済発展(髙田 誠)
武漢は新型コロナウイルスとどう遭遇したか――方方『武漢日記』を通してみる(河村昌子)
第2章 歴史の中から合理性を探る
医三世ならざれば、其の薬を服さず――経書の解釈における合理性(中嶋 諒)
清代女性天文学者王貞儀――真理を探究する女性の道(夏 雨)
中国の教育近代化における外国モデルからみる合理性(小川 唯)
第3章 語学、通訳の現場からみた合理性
汎用化された“老师”の使用をめぐって――ことばからみる中国の変化と中国人の合理性(曹 泰和)
中国語ネイティブ会議通訳者の日本語運用能力について(神崎龍志)
第4章 過去から現在、そして未来へ
中国を学ぶための合理的な方法――孟子と荀子、陸九淵と朱熹を手がかりに(中嶋 諒)
あとがき
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■編著者紹介
河村昌子(かわむら・しょうこ) 明海大学外国語学部中国語学科教授 お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程修了。博士(人文科学)。専門は中国近現代文学。著書に『巴金――その文学を貫くもの』(中国文庫)、訳書に盛可以著『子宮』(河出書房新社)など。
中嶋 諒(なかじま・りょう) 明海大学外国語学部中国語学科講師 早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。専門は中国近世思想。著書に『陸九淵と陳亮――朱熹論敵の思想研究』(早稲田大学出版部)、共著書に『宋元明士大夫と文化変容』(汲古書院)など。
髙田 誠(たかだ・まこと) 明海大学外国語学部中国語学科教授 一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。修士(経済学)。専門は中国経済論、経済発展論。共著書にLewisian Turning Point in the Chinese Economy: Comparison with East Asian Countries, Palgrave Macmillanなど。
夏 雨(シー・ユー) 明海大学外国語学部中国語学科講師 東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学。博士(文学)。専門は中国明清時代の民間宗教。論文に「金祖の原型について――羅教の傳説を巡って」(『東方宗教』第134号)など。
小川 唯(おがわ・ゆい) 明海大学外国語学部中国語学科准教授 東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。修士(学術)。専門は中国近現代史、教育史。共著書に『東アジアの秩序を考える――歴史・経済・言語』(春風社)、『アジア教育史学の開拓』(東洋書院)など。
曹 泰和(そう・たいわ) 明海大学外国語学部中国語学科准教授 お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程修了。博士(人文科学)。専門は中国語学、日中言語対照。著書に『現代中国語の反語文・疑問文に関する研究――日中言語対照及び音声学の視点から』(白帝社)など。
神崎龍志(かんざき・たつし) 明海大学外国語学部中国語学科教授 東京外国語大学外国語学部中国語学科卒業。文学士。専門は中国語通訳。共著書に『通訳者・通訳ガイドになるには』(ぺりかん社)など。
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