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漢俳 五・七・五の中国国民詩
今田述
出版社:東方書店
出版年:2023年07月
コード:22312   232p   ISBN/ISSN 9784497223128
 
価格 1,980円
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漢俳かんぱい」とは「俳句」五七五に倣った中国の短詩である。

「漢俳」とは日本の文芸「俳句」の五・七・五に倣った中国の短詩である。1980年に生まれた漢俳を、中国の国民詩にまで育て上げた日中文化人の軌跡を辿る。

本書は、1980年に日本の文芸「俳句」に倣って生まれた漢俳を、中国の国民詩にまで育て上げた日中文化人の軌跡を辿ったものである。漢俳創設の三羽烏、鍾敬文・趙樸初・林林や、漢俳普及に全力を尽した金子兜太、彼らの奮闘が、当時の空気感と共に伝わってくるだろう。
よく、漢俳は漢字十七字で俳句には似ていないと言う人がいる。しかし、俳句を漢訳したところ、その大半が漢俳型になるのである。似ていないように見えるのは、日本語と中国語の表現に差があるからだ。巻末には、漢俳の作りかたや、元中国文化部副部長・劉徳有氏の講演録も掲載する。

著者の言葉
「漢俳」の誕生は中国詩史に、国民詩の出現という足跡を残す一大エポックであった。その名が示すとおり、これは日本の伝統文芸である俳句にヒントを得た文芸である。
これを中国の国民詩たらしめた林林先生を始めとする中国詩壇の漢俳推進に対する努力は今思い出しても頭が下がる。その中核に林林と金子兜太という二人の巨人がいた。その血盟の行程は今書いておかないと分からなくなると思い、この記録に留めた。日中文芸交流に関心ある方の参考になれば幸いである。(「あとがき」より)

構成
はじめに 

第一章 漢俳誕生に到る背景
第二章 中国人の俳句への接近
第三章 詩詞の変遷
第四章 人の世は好い短詩が要る
第五章 鄧麗君(テレサ・テン)の執念
第六章 和風漢俳を起こす
第七章 林林と兜太・肝胆相照らす
第八章 林林の日本への愛憎
第九章 林岫主編『漢俳首選集』
第十章 モバイルの発達と漢俳
第十一章 林岫女史の漢俳解説講演会
第十二章 中国漢俳学会の成立
第十三章 『中国漢俳百家詩選』の刊行
第十四章 漢俳を作ってみる
附録 (特別資料)劉徳有・国際俳句交流協会における講演録

おわりに
主な参考文献

■編著者紹介
今田述(いまだ・のぶる) 
葛飾吟社 代表理事
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