詞論の成立と発展 張炎を中心として
上製
松尾肇子
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出版社:東方書店 |
出版年:2008年12月 |
コード:00672 320p ISBN/ISSN 9784497208088 |
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中国文学史上、唐詩、元曲と併称される宋詞。六朝以降、詩の評論が盛んになったように、「詞」に対する評論も宋代から盛んに行われるようになった。本書は、宋末元初に成った「詞論」の集大成ともいえる張炎の『詞源』の分析を通して、詞という表現様式の特徴を明らかにし、詞が盛んだった宋代、とくに南宋の文人たちの精神世界を映し出し、その後、詞がどのように受け継がれていったのかを考察する。
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■編著者紹介
1988年奈良女子大学大学院人間文化研究科比較文化学専攻単位取得退学。1999年論文(文学)博士。愛知大学現代中国学部助教授を経て、現在東海学園大学人文学部准教授。〔著訳書〕『朱子絶句全訳注』第一冊~第三冊(共訳、汲古書院)『ハンドブック現代中国』(共著、あるむ)『宋代の詞論―張炎『詞源』』(共訳、中国書店)『中国女性史入門』(共編、人文書院)「陽明文庫漢籍分類目録」(『和漢比較文学研究の構想』汲古書院所収)「松平君山の詞」(『愛知大学綜合郷土研究所紀要』第53輯)
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