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近代中国政治史研究 /衞藤瀋吉著作集(第1巻) 上製
衞藤瀋吉 著
出版社:東方書店
出版年:2004年06月
コード:00617   304p   ISBN/ISSN 4-497-20401-4
 
価格 4,620円
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清末中国と欧米列強との関係を考察 19世紀以降、清朝中国は東洋に進出してきた欧米列強によって、新たな国際秩序に引きずり込まれていった。本書は、アヘン戦争前後の時期を中心として、清末中国と欧米列強の関係を、近代政治学の斬新な手法と資料分析とを併用しながら明快に考察する。ここに収録された論文は、戦後日本の近代中国研究の水準を世界に示したユニークな成果である。さらに、著者が先頭に立って推進した、辛亥革命に関する国際共同研究からの報告3篇を併載する。なお本書は、1968年に東京大学出版会より刊行された『近代中国政治史研究』をもとに再構成したものである。

編著者のことば
果して、洋務変法運動は一八六○年代以後にはじめて大規模に開始された。この時点こそ、……西欧と清国との市場結合を阻む条件が一つ一つ取除かれ、そして国内アヘンの生産増大のためインドアヘンの輸入にともなう利潤がはなはだしく減少した時代である。現地のイギリス商人は今や少額の利潤をもって大量に工業製品を取扱わざるをえなくなり、したがって、アヘン貿易の相対的重要度が減少するとともに商人内部から新しい商業秩序への要請が生れ、かれらの無法者的性格が変容する。かくてはじめて、ウェスタン・イムパクトが清国の開明化を刺戟するエネルギーをもちうるのであろう。(「アヘン戦争以前におけるイギリス商人の性格」より)

構成
I 清朝中国とヨーロッパ
清朝体制の弛緩とアヘン戦争
アロウ戦争と太平天国
アヘン戦争以前におけるイギリス商人の性格
砲艦政策の形成―1834年清国に対する
ミッチェル報告書について
ジャーディン・マゼスン商会
ヨーロッパ近代との政治的対決
II 辛亥革命の国際共同研究
辛亥革命の現代的意義―民族的共感と交流醸成
四つの国際会議―辛亥革命を記念して
辛亥革命研究の動向について―'81シンポジウムを中心に
初出一覧
著者に聞く(衞藤瀋吉+古田和子+平野健一郎)

■編著者紹介
衞藤 瀋吉(えとう しんきち):1923年、旧満洲奉天生まれ。東京大学法学部卒業。東京大学教授、青山学院大学教授、亜細亜大学学長、東洋英和女学院院長などを歴任。現在、東京大学名誉教授。第一回吉野作造賞受賞。紫綬褒章・勲二等瑞宝章受章。論著多数。
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