多田駿伝 「日中和平」を模索し続けた陸軍大将の無念
岩井秀一郎
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出版社:小学館 |
出版年:2017年03月 |
コード: 318p ISBN/ISSN 9784093798761 |
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「弱い者いじめ」を忌み嫌い、驕った日本人の優越感を戒め、若い兵士らの身命を案じつつ、良寛和尚の生き方に倣う――。涙ながらに「戦線不拡大」を訴え続けた“良識派”軍人・多田駿の知られざる軌跡を辿る。
目次: プロローグ――“終の住処を訪ねて 序章 参謀次長の涙――「日中和平」ならず 第一章 「弱い者いじめ」が大嫌い――仙台から満洲・天津へ 第二章 不拡大派“最後の砦――「中国通」参謀次長の本懐 第三章 失われた良識――熾烈な権力抗争の中で 第四章 幻の陸軍大臣――東條英機の対極として 第五章 房総での閑日月――自責の念を抱えた将軍 終章 相馬御風への手紙――良寛を介して溢れる心情 エピローグ――友とともに 多田駿 略年譜 あとがき 参考文献
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