『老子』 その思想を読み尽くす
/講談社学術文庫
池田知久
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出版社:講談社 |
出版年:2017年03月 |
コード: 862p ISBN/ISSN 9784062924160 |
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『老子』には、「無為自然」「道」「徳」の根本思想、「小国寡民」「無為の治」の政治哲学、「不争」の倫理思想、養生思想など、古代中国の思想の根幹があります。後の世の『荘子』『呂氏春秋』『韓非子』『荀子』『淮南子』などに多大なる影響を与えました。本書は、『老子』に含まれる諸思想を総合的・体系的に解明して、その諸思想のありのままの内容を分かりやすい形で提供します。その際、馬王堆帛書甲本を始めとする各種の出土資料本『老子』を重視して、古い『老子』の本来の姿を紹介することに努めています。充実した【注】は、『老子』成立の諸事情を解明するとともに、思想の個々の内容にも深く立ち入るものとなっています。巻末には、『老子』の原文全文と【読み下し】【現代語訳】を収録しています。 『老子』の初学者から専門家までをカヴァーする決定版です。
目次: 前書き 凡例
〔Ⅰ 人物・老子と書『老子』〕 第1章 老子という人 1 司馬遷の著わした『史記』老子列伝 2 謎に包まれた老子という人物 3 老子イメージの展開と「道家」の形成 4 ラインアップした道家の書物と人物 第2章 『老子』という書 1 戦国時代末期における『老子』の編纂 2 馬王堆帛書『老子』の出土 3 郭店楚簡『老子』の新たな登場 4 北京大学簡『老子』の新たな出現 5 結論
〔Ⅱ 『老子』の思想〕 始めに 第1章 『老子』の哲学 第2章 『老子』の倫理思想 第3章 『老子』の政治思想 第4章 『老子』の養生思想 第5章 『老子』の自然思想 終わりに 『老子』原文・読み下し・現代語訳 後書き
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