グーグル撤退騒動から、08憲章、そして漁船衝突事件と反日デモまで――。中国のいまを読み解くカギは、4.5億人の「網民(ネット市民)」にある。規制と検閲を強める政府と、網民の攻防を活写し、ネット世代「80后」のメンタリティーにも迫る。役人の腐敗や格差拡大が深刻化する中、「ネット言論」は民主化を導くのか。《目次》第1章:「グーグル中国」撤退騒動は何を語るか 第2章:ネット言論はどのような力を持っているのか 第3章:ネット検閲と世論誘導―“官”の政策 第4章:知恵とパロディで抵抗する網民たち―“民”の対応 第5章:若者とネット空間―権利意識に目覚める80后と90后 第6章:ネット言論は中国をどこに導くか
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