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石渠宝笈（全４０卷）（精选配图版）
薛永年 王连起 编
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| 出版社：江西美术出版社 |
| 出版年：2014年11月 |
| コード：389393 ISBN/ISSN 9787548019435 |
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《石渠宝笈》は清廷内府に所蔵されている歴代書画の目録として、乾隆、嘉慶年間の約74年もの歳月を費やして編纂された大型典籍。
乾清宮、重華宮、御書房、養心殿などの収蔵場所で編次されたこの目録は、表装方法、作品名、用紙などの材質、サイズ、書体、題材の内容、題跋、落款、印章などが細かく記録され、一部の作品には、博学で知られる張照、梁詩正、励宗万、董邦達などの大家による鑑定と考証や、書画家の小伝も記されている。その記述は非常に詳細で、目録というより、一点一点についての解題である。魏晋から清初までの優秀な書画作品12,000点余りが収録され、中国書画史において最も貴重な文献と言える。
本書全40巻のうち、前の20巻に《石渠宝笈》の影印合冊が収録されている。今まで出版されていた影印本は、台北故宮博物院蔵本を底本にした単色縮印が一般的。しかも影印からの影印で読みにくい物も多い。それに対し、本書は北京故宮博物院蔵清内府朱絲欄館閣体精抄本を底本とした二色印刷で、より原書の風貌に近い。そして本書の一番価値あるところは、何と言っても後の20巻に収録されているカラー図版である。《石渠宝笈》に収録されている書画作品の原物写真も取り入れる試みは本書が初めてで、他の版本との根本的な違いと言える。もちろん、多くの滄海桑田を経た今となっては、12,000点以上もの作品の全てを見つけるのは不可能だが、故宮博物院を始め、遼寧省博物館、上海博物館、アメリカメトロポリタン博物館など国内外19箇所の博物館に所蔵されている原物のカラー写真を入手することができた。すべての作品を揃えられなかったとは言え、20巻ものカラー図版はやはり貴重である。また、“中国古代書画鑑定組”のメンバーなどの専門家の鑑定意見も図版部分に付け加え、本書専用の索引も作られている。
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