宋代詔令全集 １－１４
精装
王智勇 王蓉貴 主編
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| 出版社：四川大学出版社 |
| 出版年：2012年12月 |
| コード：374029 27cm ISBN/ISSN 9787561458914 |
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宋代の詔令を収録する代表的な文献には『宋大詔令集』と『全宋文』（全360冊）とがあった。
『宋大詔令集』は、収録される詔令が北宋のみに限定され、なおかつ現存する北宋詔令の三分の一ほどしか収めておらず、しかも全巻が伝存しない。内容的にも、皇室関係に偏重し、中央や地方の官員にかかわる詔令の多くを収録しておらず、その上、文字や編年の錯誤が多いという欠陥があった。
『全宋文』は、『宋大詔令集』の不足を大きく補うものであるが、それでも本全集編者らの調査によれば、詔令の収録漏れは五十余万字に上る。さらに収録される詔令が起草者や皇帝の名前のもとに置かれていること、そして相当数の詔令の編年が未確定となっていることなど、歴史資料として使用する上で大きな限界があった。
『宋代詔令全集』は、宋代の詔令を可能な限り完全に収録するところに特徴がある。かつて『全宋文』編者らが調査したのにかかわらず多くの詔令が漏れてしまった宋元典籍（『宋会要輯稿』や『咸淳臨安志』など）を再調査し、また一方で、ここ二十年来あらたに刊行された宋、元人の撰になる年譜などの古典籍を調査することによって、『全宋文』の収録に漏れた五十余万字の詔令を拾い出すことができた。
そのうえで、校勘においては高い水準に達することにつとめ、また、現存する史籍（『長編』『宋史』『靖康要録』など）および碑伝墓誌などによって、収録する大部分の詔令について可能な限り編年を明らかにした。それでも年代を確定できなかった詔令については、起草者の任官時期などによって、おおまかな年代を示した。
本書は、全体を下記の二十の門類に分ける。一 帝系、二 政事、三 官吏拜罷、四 典礼、五 儀制、六 輿服、七 選挙、八 学校、九 職官、十 食貨、十一 刑法、十二 軍事、十三 地理、十四 医方、十五 暦法、十六 瑞異、十七 学術、十八 釈道、十九 民族関係、二十 対外関係。門類の多くは、その下に小類、さらにその下に小目を置く。たとえば“典礼”の門類の下には“総論”、“南郊”など八つの小類を置き、“南郊”の小類の下には“布告”、“赦文”、“冊文祝文青詞表文”、“其他”、以上の四小目を置く。
そのほか、一篇の詔令の内容が複数の分類にかかるような場合、「某某類を見よ」と注記するほか、人名索引を附して使用者の便宜を図った。
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