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註東坡先生詩(綫裝4函21冊)
蘇軾 撰 施元之 顧禧 等合註
出版社:大塊文化出版股份有限公司
出版年:2012年11月
コード:370547      ISBN/ISSN 9789862133491
 
価格 990,000円
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北宋の文学家蘇軾が宋建中靖国元年(1101年)に常州で逝去した後、その詩集の注釈本が次々と刊行され、宋詩の発展に大いに寄与した。その中、南宋嘉定6年(1213年)、国の塩や茶の交易を管理する官庁である泰州常平塩茶司が巨額の資金を投じて刊行した《註東坡先生詩》(嘉定本)は、注釈者の顧禧と施元之・施宿父子はいずれも宋代文学史に名を残した文学者で、書版を書いた傅穉は欧体に長ずる南宋の著名な書道家で、木版の製作者も一流の工匠であり、表紙の題記や絵画も特製の「金液銀液」で描かれたため、世に問うとほかの注釈本を圧倒し、蘇東坡詩集の最も優れた版本との定評を得た。
その後、《註東坡先生詩》(嘉定本)は、明代の安国や毛晋及び清初の宋犖などの蔵書家の収蔵を経て、乾隆年間、大書法家翁方綱(1733-1818)の収蔵品となった。この本を迎えた三日目の農暦12月19日は蘇東坡の誕生日に当たるため、翁方綱は桂馥・伊秉綬・姚鼐・銭大昕などの親友と共に盛大な祝賀祭の儀式を行った。これが端緒となり、毎年の12月19日に《註東坡先生詩》の入手及び蘇東坡の誕生日を祝う行事が行われた。清末には蔵書家袁思亮(1879-1939)の所有となったが、蔵書楼が火事に見舞われ、袁氏とその親類たちが身の危険を顧みず火の海に飛び込み、この本を救い出したが、表紙や小口周辺に焼けた痕跡が残ったが、本文は奇跡的に損傷を免れたため、動物の尻尾の毛が火に焼かれたことに譬えて、「焦尾本」の愛称を得た。民国時期に「焦尾本」は散逸したが、1940年代、その一部が収蔵家張沢珩により国民政府中央図書館に寄贈され、1949年に台湾の国家図書館に運ばれた。近年、北京と国家図書館と私人により所蔵される「焦尾本」を集めて影印刊行する話があったが、折り合いがつかず、国宝級の古籍として厳重に保管され、読者の目に触れることはまずなかった。台湾の国家図書館所蔵分のみを先に刊行することになった。こうして台湾の大塊文化出版股份有限公司により刊行された「焦尾本」《註東坡先生詩》の「仿真影印本」は、紙・墨・顔料・製本なども限りなく原書に近づけたため、この「宋版書の絶品」「優れる芸術品」を再現することができた。


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