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楚辭要籍選刊(全19册) 精装
文清閣編委會 編
出版社:北京燕山出版社
出版年:2008年10月
コード:310408     27cm ISBN/ISSN 9787540206154
 
価格 233,750円
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楚辞は、もともと戦国時代の楚国で流行っていた「書楚語,作楚声,紀楚地,名楚物」を特徴とした地方詩であるが、楚国の詩人屈原、宋玉及び西漢の詩人東方朔、淮南小山などがこの新しい詩体で創作した詩賦も楚辞と見なされている。西漢の学者劉向が、屈原の《離騒》《九歌》《天問》及び宋玉の《九辯》などをもとに、編纂した《楚辞》は、《詩経》と並ぶ中国詩歌の源とされる。
漢代に入り、淮南王劉安が《楚辞》に、班固・賈逵・馬融が《離騒》に、劉向・揚雄が《天問》にそれぞれ注釈を加えたが、その著述は、殆ど後の乱世に消え、現存の唯一の漢代の《楚辞》注本は、王逸の《楚辞章句》である。現存の隋釈道鶱の《楚辞音》、唐李善と五臣の《文選》に収録されている《楚辞》13篇、唐佚名氏の《文選集選》残巻、《楚辞音》や宋洪興祖の《楚辞補注》に掲載されている晋郭璞の《楚辞注》の遺文、宋洪興祖の《楚辞考異》に掲載されている王勉の《楚辞釈文》の遺文などは、当時の楚辞研究の情況を窺うことができる。
現存の宋代における《楚辞》研究の著述は、7種しかないが、洪興祖の《楚辞補注》(附考異)、朱熹の《楚辞集注》《楚辞辯証》、呉仁杰の《離騒草木疏》、謝翺の《楚辞芳草譜》は、いずれも《楚辞》研究の力作である。
元代が終わって、《楚辞》研究は、その最盛期を迎えた。《楚辞専著目録》によれば、明代・清代・民国時代には、それぞれ31種・91種・40余種の《楚辞》研究が刊行されたが、明陳第の《屈宋古音義》及び清王夫之の《楚辞通釈》、林雲銘の《楚辞灯》(《楚辞易読》)、屈復の《楚辞新注》、戴震の《屈原賦注》など数種類を除いて、他の著述は、現在の読者の目に触れることが殆どなかった。1990年代以降に次々と刊行された《続修四庫全書》《四庫禁毀書叢刊》《四庫未収書輯刊》《四庫全書存目叢書》も、明劉永澄の《離騒経伝注》及び清張詩の《屈子貫》、王萌の《楚辞評注》、邱仰文の《楚辞韵解》、佚名氏の《楚詞宗旨》など32種の論述や注本しか収録していない。本書は、歴代の代表的な《楚辞》に関する専門著作58種を収録する集大成的な資料集として《楚辞》研究にこの上ない便利を提供する。
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