来福の家
上製
温又柔
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出版社:集英社 |
出版年:2011年01月 |
コード: 272p ISBN/ISSN 9784087713831 |
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在日台湾人の著者が拓く「新しい文学」!中国語を学ぶ日本の恋人に、自身を揺らがされる在日台湾人女性…第33回すばる文学賞佳作受賞「好去好来歌」と、「来福の家」収録。3つの言語が織りなす新しい文学の担い手のデビュー作。
[収録作品紹介] 「好去好来歌」――ラプンツェルのような長い黒髪としなやかな肢体の持ち主、楊縁珠(よう・えんじゅ)。19歳の誕生日を控えたある日、1年前、中国語のクラスで一緒だったという「麦生(むぎお)」と再会する。急速に惹かれあう二人だったが、北京留学を控えた麦生が「正しい中国語」を話すことに縁珠は複雑な思いを抱くが…。 「来福の家」――台湾人の両親を持ち東京で育った許笑笑(きょ・しょうしょう)。家族と親友からは「エミちゃん」と呼ばれている。日本語、台湾語、中国語が「適当に」飛び交う家庭育ちの自分にとって、中国語は「音」ばかりで「文字」がなかったからと、大学卒業後、改めて中国語学校に入学するのだが…。
★関連リンク 失われた「母国語」を求めて (2011.9~2015.5)…台北生まれ東京育ちの若手作家によるコトバにまつわるエッセイ。(白水社HP掲載)
【台湾版】 400341 來福之家 溫又柔 著/郭凡嘉 譯 聯合文學出版社股份有限公司 2014年03月刊
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■編著者紹介
温 又柔(オン ユウジュウ) 1980年台湾・台北市生まれ。1983年より東京在住。2006年法政大学大学院・国際文化専攻修士課程修了。2009年「好去好来歌」で第33回すばる文学賞佳作受賞。 Twitterアカウント @wenyuju
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