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無告の民と政治 /衞藤瀋吉著作集(第8巻) 上製
衞藤瀋吉 著
出版社:東方書店
出版年:2004年03月
コード:00613   352p   ISBN/ISSN 4-497-20406-5
 
価格 4,620円
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民衆への想いに基づく政治・外交への提言!苦悩・悲嘆を訴えるすべのない庶民―「無告の民」に著者が寄せる深い想いに基づく我が国の政治・外交への提言を収録。国家にも国民にも偏らず、両者に対する緊張をはらんだ視角から論じられる、鋭く、かつバランス感覚に富んだ安全保障論、ナショナル・コンセンサス論は、発表当時読者から広く受け入れられたばかりでなく、今日なお大きな意義を有している。さらに、著者の「無告の民」へ寄せる想いの原体験たる、生まれ育った戦前の満州について綴った味わい深いエッセイを収録。なお本書は、1973年に東京大学出版会より刊行された『無告の民と政治』に新たな論文・エッセイを加えて再構成したものである。

編著者のことば
私は歴史研究者のはしくれのつもりでいて、学術論文を書くときは、つとめて感情を殺して、冷たい文章と論理とを使っている。が、本来はとんでもない感傷家である。そして歴史が好きなのは、歴史のなかの生きている人間が好きだからである。だから、そのような感傷をチョッピリ満足させるために、私の心をゆさぶった話や歌をチョコチョコと書きとめている。題して「無告之民」と言う。この「無告之民」は、書経の「無告之民を虐げず」とあるのからとったもので、おのれの苦しさ悲しさをだれに訴えてよいのかわからない庶民のことを言うことばである。……「無告之民」の心は、いまも歌われている。(「無告之民に国境はない」より)

構成
I ナショナル・コンセンサス論
日本の安全保障力をどう高めるか/非介入の論理/ナショナリズムとその時代/ナショナル・コンセンサス再論/"非介入の論理"と日本/いかにして"ナショナルコンセンサス"を形成するか/安全保障力
II 日本のアジア政策
日本のアジア政策/反日論の構造/日中関係より日米関係/平和のための再保障/東を向くソ連/西暦二千年の東アジアと日本
III 無告の民
無告之民に国境はない/偶言四片
IV 満州と私
私の中の「満州」/我が人生、三つの「挫折」/駒場と私/老百姓の目/私を変えた"恋"二つ/樹を植えて、骨を埋めよう/医者になりたかった私/かなわぬ男/私の戦後五十年史/9月21日瀋陽市日中友好親善交歓会におけるスピーチ
初出一覧
著者に聞く(衞藤瀋吉+白石隆+平野健一郎)

■編著者紹介
衞藤 瀋吉(えとう しんきち):1924年、旧満洲奉天生まれ。東京大学法学部卒業。東京大学教授、青山学院大学教授、亜細亜大学学長、東洋英和女学院院長などを歴任。現在、東京大学名誉教授。第一回吉野作造賞受賞。紫綬褒章・勲二等瑞宝章受章。論著多数。
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