中国・本の情報館~東方書店~
サイト内検索
カートを見る
ログイン ヘルプ お問い合わせ
トップページ 輸入書 国内書 輸入雑誌  
本を探す 検索   ≫詳細検索
詳細情報
長沙走馬樓三國呉簡·嘉禾吏民田家莂 上、下 精装
走馬樓簡牘整理組 編著
出版社:文物出版社
出版年:1999年09月
コード:127424   701p  45cm ISBN/ISSN 7-5010-1159-1
 
価格 99,000円
  入手不可
海外の出版社より品切れの通知があったものです。ご注文を承ることができません。
 
 
1996年10月、長沙市走馬楼遺跡から、驚くべき報告がもたらされた。「走馬楼第22号井」より10万枚近くの三国呉時代の簡牘が出土したというものである。これら発掘された簡牘は、竹簡・木簡・木牘・封検・籤牌等に分けられ、現在のところ発見された簡牘の年代は、黄武・黄龍・嘉禾を含む三国孫権時代の年号のものとされるが、東漢後期の建安のものも含まれている。走馬楼出土の簡牘は、今までに判読できた部分によると、主に長沙郡と臨湘侯国地方の文書档案で、司法文書・嘉禾吏民田家謚・黄簿民籍・名刺・籤牌及び各種の租税の納入と倉庫への出入に関する簿籍などである。これは、三国孫権時代の社会経済や法律・政治制度を研究する上で重要な学術価値を有する。書体については、隷書・楷書・行書の中間的なもので、縦画は楷法との関係が深く、一部の筆画には行書の特徴を有する。しかし、全体的には隷書の特色が強く、特に波を打つ横画は隷書の特徴を備えているが、中には非常に美しい草書もみられる。このような大量の文字資料は、漢字の隷書・楷書・行書・草書の変化過程を研究する上でも極めて大きな価値を有する。《長沙走馬楼三国呉簡:嘉禾吏民田家莂》(上巻は釈文と注釈下巻は図版、A3判)には、長さ42.2~56.7cm幅1~5.5cm厚さ0.1~1.5cmの木簡が合計2141枚(残片を含む)を収録する。佃戸官吏の手になるこれらの謚券には、州・郡・県の田地の枚数と畝数・その年に干ばつにあった田地と通常の収穫を得た田地の畝数・米や布や金銭を取りたて倉庫に納めた官吏の姓名と日時などが記録されており、嘉禾4年・5年の佃田制度と賦税制度に関する重要な資料である。本書では、記された年号の記述によって分類し、佃田の所在地や所有者の氏名によって排列してある。「嘉禾吏民田家莂地名索引」「嘉禾吏民田家莂人名索引」を釈文の後に附し、読者の検索に供している。
中国・本の情報館~東方書店 東方書店トップページへ
会社案内 - ご注文の方法 - ユーザ規約 - 個人情報について - 著作権について