儒教的政治思想・文化と東アジアの近代
上製
趙景達 編
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出版社:有志舎 |
出版年:2018年03月 |
コード: 334p ISBN/ISSN 9784908672217 |
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東アジアの国民国家形成は、西欧近代国家のモジュールを単にコピー・アンド・ペーストしてなされたわけではない。そこには儒教的伝統が強く刻印されている。近世後期から近代、そして現代にかけて、儒教的政治思想や政治文化はいかに展開し、また近代的価値を受容するに当たっていかにその受け皿となったのか。また一方で、「儒教」といっても各国での在り方は同じではなく、それがそれぞれの近代に与えた影響とはどのようなものだったのか。一国史の枠をこえて新しい東アジア比較史の地平を拓く挑戦。
目次: 序論 東アジアの儒教化と近代 趙景達
第一部 儒教的政治思想の近代的転回 一 一九世紀期朝鮮における対西洋認識と洋擾期の朴珪寿 久留島哲 二 近代朝鮮における民国思想 趙景達 三 清末士大夫における二つの民認識について 小野泰教 四 江戸時代の政治思想・文化の特質 須田努 五 一九世紀の藩学と儒学教育 小川和也 六 吉野作造における「歴史の発見」と儒教的政治文化の再認識 中嶋久人
第二部 儒教的政治文化の近代的転回 一 近代朝鮮における道路整備の展開過程と民本 伊藤俊介 二 犯罪と刑罰に見る一九世紀末の朝鮮 愼蒼宇 三 済州島四・三事件と政治文化 藤本匡人 四 救荒の理念と現場 村田遼平 五 「仁政」と近代日本 大川啓 六 天地会とベトナム南部社会 武内房司
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