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詳細情報
満州天理村「生琉里」の記憶 天理教と七三一部隊
エィミー・ツジモト
出版社:えにし書房
出版年:2018年02月
コード:   224p   ISBN/ISSN 9784908073489
 
価格 2,200円
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満州開拓の裏面史

宗教教団は、むしろ積極的に国策に協力することで布教と組織の拡大を図った……。弾圧を受けながらも逞しく生き延び、満州に天理村を建設するに至った天理教団は731部隊にも協力していた! 知られざる実態と驚くべき史実を、元開拓団員の赤裸々な証言から明らかにする問題作。敗戦、引き揚げ、その後の困窮から近年に至るまで、戦争責任に対峙しない教団の姿勢を鋭く批判。一宗教団体を超えて、「宗教と戦争」のあり方を考えさせる異色の満州関連本。

目次:
プロローグ
第1章 日本の宗教教団の大陸進出
 1 日清戦争以前
 2 日清・日露戦争と大陸布教活動
 3 満州事変を経て試験移民を送る
 4 加藤完治の移民政策と東宮鐵男
 5 上陸後の試験移民
 6 キリスト教団による満州移民
 7 国内情勢の戦時体制化と満州移民の推進
第2章 天理教の教義と苦難の歴史
 1 教祖中山みき
 2 弾圧の始まり
 3 大日本帝国憲法下の天理教団
 4 独立、教義とのジレンマ
 5 日中戦争に対する教団の対応
 6 満州移民を決定
 7 関東軍の関与―計画中断から土地の分譲へ
第3章 いざ満州へ―風間博の回想による満州「天理村」の実相
 1 「本日、敗戦から七十年」 
 2 満州天理村「生琉里」の誕生
 3 天理村の苦難の日常―農業と信仰と生活環境
 4 風間博の父が語った「告白」と息子の決意
第4章 天理村と隣接した七三一部隊
 1 日本軍の兵器近代化と細菌兵器の開発―石井四郎による七三一部隊の設立
 2 天理教と関東軍との関わり
 3 七三一部隊と天理村との関わり
 4 相野田健治の回想⑴―七三一部隊に召集
第5章 ソ連参戦と七三一部隊の撤退
 1 証拠隠滅
 2 石井部隊長の動向
 3 相野田健治の回想⑵―撤退作業
 4 相野田健治の回想⑶―帰国へ
第6章 天理村からの逃走―ソ連国境の状勢そして敗戦
 1 開拓団の悲惨な状況
 2 風間博の入隊とソ連軍支配下での体験
 3 激変する村
 4 帰国を夢見て―教団本部との乖離
第7章 帰国への道
 1 母国へ
 2 残った人々
 3 引き揚げ後の苦境
 4 教団の罪
エピローグ
あとがき
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