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扁鵲の〈治療世界〉:〈全〉の医療
角屋明彦
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出版社:白帝社 |
出版年:2018年04月 |
コード: 126p ISBN/ISSN 9784863983243 |
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近代の〈病〉を癒すヒントを中国の古典のなかに探るシリーズの第2作。古い説話に残る名医・扁鵲の断片をつなぎ、彼の構築した〈治療世界〉のエッセンス「〈癒〉のベクトル」の本質を抽出する。長桑君なる老人から授かった秘薬を飲んで病根の所在が見えるようになり、研鑽を積んで扁鵲と呼ばれる医師になった人物がいた。彼は〈病〉の「全体」から「部分」に働きかけようとする「〈全〉の医療」をめざす。医学の主流が「部分」の積み上げにより〈病〉の「全体」に到ろうとする「〈天〉の医療」であった当時の、彼の特異な〈治療世界〉の実態に迫る。
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