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顔真卿伝 時事はただ天のみぞ知る
上製
吉川忠夫
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出版社:法蔵館 |
出版年:2019年01月 |
コード: 208p ISBN/ISSN 9784831877239 |
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「書をもって自らに命(な)づくることなかれ」
雄勁の書風をもって書道史上にその名を留める顔真卿。しかし書はその一局面の表出に過ぎない。 安史の乱とそれに続く激動の時代のなかで、節義に生きた顔真卿の等身大の人物像を、中国の歴史・文学・思想に精通した著者が堅実な史料解釈と余韻ゆたかな筆致で描き出す。 書き下ろしの本格的人物伝!
目次: はじめに
一章 輝かしい家系とその生い立ち 書生門戸/節義の伝統/書芸術の伝統/父惟貞/幼少時代 二章 官界デビュー 青雲の志/張旭/硬骨の官として 三章 安史の乱 羯胡安禄山/気驕りて上都を凌ぐ/漁陽の?鼓(へいこ)、地を動(どよも)して来たる/平原太守として/青年李[山+咢]の献策/危機迫る/平原を去る/行在所へ 四章 息を吹き返す唐王朝 長安帰還/「祭姪文稿」と「祭伯文稿」/「争坐位帖」 五章 撫州刺史時代 「麻姑山仙壇記」/「魏夫人仙壇碑」/「華姑仙壇碑」/「李含光碑」/仏教とのかかわり/「蔡明遠帖」と「八関斎会報徳記」 六章 湖州刺史時代 『韻海鏡源』/皎然/「李左相の石樽」聯句/陸羽/張志和 七章 壮絶な最期 「李太保に与うる帖」/『礼儀集』/盧杞の姦策/李希烈のもとで/「蔡州帖」/泉下に眠る顔真卿 終章 書と人 後世における顔真卿評/書をもって自らに命(な)づくることなかれ
あとがき
参考文献 図版一覧 顔真卿年譜
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