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漢代史研究
/汲古叢書147
上製
永田英正
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出版社:汲古書院 |
出版年:2018年03月 |
コード: 596p ISBN/ISSN 9784762960468 |
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断片として出土した簡牘を整理・分析し、伝世文献のみでは窺い知れない中国古代史を考察する!
目次: 序文
第Ⅰ部 政治制度篇 第一章 漢代人頭税の崩壊過程――特に算賦を中心として―― 漢代の郷里制と人頭税 人頭税の負担と流民の発生 後漢の流民の発生と郷里制の崩壊 貨幣経済の衰退 第二章 後漢の三公にみられる起家と出自について 三公にみられる官吏登用法 孝廉と辟召、徴召について 三公の出自 第三章 漢代の選挙と官僚階級 漢初の官吏登用 武帝以後の前漢の選挙と官僚 博士弟子員科と孝科の制定 前漢官吏の起家と出自 後漢の選挙と官僚 後漢官吏の起家と出自 孝廉と辟召 第四章 漢代の集議について 制詔と集議 集議の諸形態 朝議 廷議 集議の特色 第五章 中国古代における文官優位制について
第Ⅱ部 出土文字資料篇 第一章 新居延漢簡の概観 第二章 新居延漢簡中の若干の册書について 橐他莫当燧守御器簿 労辺使者過界中費 居延令移甲渠吏遷補牒 第三章 甲渠第四燧出土簡の分析 第四燧についての考察 出土簡の分析 第四章 「候史広徳坐罪行罰」檄について――兼ねて候史の職掌を論ず―― 簡牘の釈読 候史の職掌 その一 候史の職掌 その二 第五章 礼忠簡と徐宗簡研究の展開――居延新簡の発見を契機として―― 従来の諸研究 研究の展開 累重訾直官簿 吏の任用と資産 第六章 江蘇尹湾漢墓出土簡についての考察――とくに「集簿」を中心として―― 尹湾六号漢墓の概要 墓葬の形制と副葬品 出土簡牘の概略 墓主と墓葬の年代 「集簿」についての考察 「集簿」の内容 「集簿」の性格と特徴 墓主と官文書木牘 第七章 居延漢簡に見える卒家属廩名籍について 漢代の辺境防備と戍卒 烽燧の配置と規模 戍卒と勤務内容 二種類の卒家属廩名籍 卒家属廩名籍から知られる漢代の家族 卒家属廩名籍から知られる辺境事情 第八章 簡牘の古文書学 従来の簡牘研究 簡牘の古文書学的アプローチ 簿籍簡牘の古文書学 簿籍制度と漢代の文書政治 第九章 図書、文書 書籍 木簡の書籍 竹簡の書籍 帛の書籍 地図 暦 文書の体裁一般 検、嚢 署 印 官文書 下行文書 上行文書 簿 籍 辞令 証明書 伝、棨 符 私文書 券 尺牘 その他 謁、刺 楬 遣策 第一〇章 漢代の石刻 石刻の年代的分布 石刻の地域的分布 石刻の形状とその内容 碣 碑 石闕、石表 墳墓の石刻 摩崖 石像 その他の石刻 石刻と後漢の風俗――結びにかえて――
付篇 きれいな木簡 汚い木簡 簡牘研究事始の記 続簡牘研究事始の記
あとがき 索引 中文目次
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