唐法典と日本律令制
/日本史学研究叢書
上製
坂上康俊
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出版社:吉川弘文館 |
出版年:2023年12月 |
コード: 498p ISBN/ISSN 9784642046787 |
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唐の律令格式の伝来や日本での編纂過程を『令集解』や敦煌文書などに基づき解明。日唐間の情報伝播や日本社会と法との関わりも考察。
唐から継受して編纂された日本の律令。唐の律令格式の伝来時期や日本での編纂過程を、『令集解』や敦煌・トゥルファン文書の詳細な考証に基づき解明。さらに日唐間での書籍などの情報伝播の実態や、規範意識などに着目して日本社会と法との関わりを考察する。古代日本における法典編纂の展開と律令国家の成立過程を見通す、古代史研究に必備の書。
目次: 序
唐法典舶載の研究 敦煌発見唐律断簡(P.3608, P.3252)と大宝律 『令集解』に引用された唐の令について―舶載唐開元令考 『令集解』に引用された唐の格・格後勅について 唐格に関する二、三の問題 日唐の格法典の編纂と体裁の特徴
日唐間の情報伝播 大宝律令制定前後における日中間の情報伝播 書禁・禁書と法典の将来 入唐僧と刺史の印信―維蠲書状の真意 海外情報の復原と評価―「頭陀親王入唐略記附載伊勢興房報告」を読む
律令法と日本古代国家 律令制の形成 成文法と規範意識―古代の法と慣習 律令国家の法と社会 日本列島は「東アジア」なのか 古代国家をどうとらえるか)
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