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謡曲『石橋』の総合的研究
上製
雨宮久美
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出版社:勉誠出版 |
出版年:2018年05月 |
コード: 308p ISBN/ISSN 9784585291619 |
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多様な文献から豊かに繙く『石橋』の世界
牡丹の下での華麗な獅子の舞で人気の能「石橋」。「寂照説話」「五台山文珠信仰」「樵翁と童子」「橋と境界」「獅子と牡丹」などの切り口から、作品の背景にある、能作者の知識世界や信仰、伝承世界といった多様な層を探りつつ、作品の基底にある日中の文化的伝統の水脈に光を当てた斬新な意欲作。
目次: 巻頭言(小田切文洋) 序章 第一章 ワキ「寂昭法師」の人物像―大江定基(寂照)に関する史実と説話 第二章 聖地清涼山 第三章 日本への五臺山文殊菩薩信仰の将来とその流布 第四章 中国の説話と詩文に見る「童子」と「翁」の形象 第五章 中世日本における「童子」と「翁」の形象―聖なるものの象徴として 第六章 境界としての橋―彼岸と此岸の架け橋 第七章 獅子の舞 第八章 獅子と牡丹 終章 参考文献目録 あとがき 索引
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