香港の過去・現在・未来 東アジアのフロンティア
/アジア遊学234
倉田徹 編
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出版社:勉誠出版 |
出版年:2019年05月 |
コード: 272p ISBN/ISSN 9784585227007 |
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中国への返還から20年以上が経過した今、香港は自らのアイデンティティを模索し続けている。政治・経済・司法・社会など、多角的な研究成果と、深い関係を持つ周辺地域からの視点を通じて、香港の可能性を考察。日本とも密接な関係を持つ隣人としての香港を見つめ直すことで、日本やアジアの将来についても展望する。
目次: 序文 日本にとって香港とは何か 倉田徹 Ⅰ 返還後の香港―これまでとこれから 香港民主化への厚い壁 倉田徹 香港は“金の卵を産むニワトリ”でなくなったのか?―特殊な相互依存関係の変貌 曽根康雄 香港終審法院の外国籍裁判官 廣江倫子 香港の高齢化―中国大陸の影で高まるシルバー産業への期待 澤田ゆかり
Ⅱ 香港を客観視する―周辺から見た香港 台湾から見た香港―「今日の香港は、明日の台湾」か、「今日の台湾は、明日の香港」か 福田円 リー・クアンユーの目に映る香港 松岡昌和 ゆたかに抑圧されゆるく開く―ポストモダンを体現する珠江西岸 塩出浩和 日本から見た香港の中国料理 岩間一弘
Ⅲ 香港とは何か―周縁性と独自性 都市・チャリティ・動物―動物虐待防止条例の成立からみる「香港社会」の形成 倉田明子 香港におけるアヘン小売販売制度の域外市場について―十九世紀中葉のオーストラリアに着目して 古泉達矢 植民地行政当局の下層民統制―三門仔水上居民と船灣淡水湖建設 岸佳央理 言語システムの転換と言語の政治問題化 吉川雅之 「香港人」はどのように語られてきたか―一九四〇年代後半の『新生晩報』文芸欄を中心に 村井寛志 香港本土派とは―対中幻想からの決別 張彧暋
Ⅳ 香港研究最前線 香港の財界人たち―「商人治港」の伝統 阿部香織 二十世紀転換期の香港と衛生問題―集権化と地方自治・経済的自由主義のはざまで 小堀慎悟 反爆竹キャンペーンに見る一九六〇年代香港の青少年 瀬尾光平 方法としての新界―香港のフロンティア 小栗宏太 香港における「依法治国」の浸透―「参選風波」事件をめぐって 萩原隆太
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