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金・女真の歴史とユーラシア東方 /アジア遊学233
古松崇志,臼杵勲,藤原崇人,武田和哉 編
出版社:勉誠出版
出版年:2019年04月
コード:   348p   ISBN/ISSN 9784585226994
 
価格 3,520円
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12世紀前半に北東アジアより勃興、契丹(遼)・北宋を滅ぼし、広くユーラシア東方に100年にわたる覇をとなえた金国(金朝)。
その建国の中枢を担った北東アジアのツングース系部族集団である女真は、のちの大清国(清朝)を建国したマンジュ人のルーツとしても知られ、世界史を考えるうえで、金・女真は、避けては通れない大きな存在である。
近年深化を遂げるユーラシア東方史の研究の最先端より、「政治・制度・国際関係」「社会・文化・言語」「遺跡と文物」、そして「女真から満洲への展開」という四つの視角から金・女真の歴史的位置づけを明らかにする。

目次:
序言(古松崇志)
関係年表(藤原崇人)
金朝皇帝系図・金朝皇帝一覧(武田和哉)

第Ⅰ部 金代の政治・制度・国際関係
金国(女真)の興亡とユーラシア東方情勢(古松崇志)
契丹遼の東北経略と「移動宮廷(行朝)」―勃興期の女真をめぐる東部ユーラシア状勢の一断面(高井康典行)
コラム 「刀伊襲来」事件と東アジア(蓑島栄紀)
女真と胡里改―鉄加工技術に見る完顔部と非女真系集団との関係(井黒忍)
女真族の部族社会と金朝官制の歴史的変遷(武田和哉)
コラム 猛安・謀克について(武田和哉)
コラム 金代の契丹人と奚人(吉野正史)
十五年も待っていたのだ!―南宋孝宗内禅と対金関係(毛利英介)
コラム 金朝と高麗(豊島悠果)

第Ⅱ部 金代の社会・文化・言語
女真皇帝と華北社会―郊祀覃官からみた金代「皇帝」像(飯山知保)
コラム 元好問―金代文学の集大成者(高橋幸吉)
金代の仏教(藤原崇人)
コラム 金代燕京の仏教遺跡探訪記(阿南・ヴァージニア・史代)
金代の道教―「新道教」を越えて(松下道信)
女真語と女真文字(吉池孝一)
コラム 女真館訳語(更科慎一)

第Ⅲ部 金代の遺跡と文物
金上京の考古学研究(趙永軍/古松崇志 訳)
コラム 金の中都(渡辺健哉)
金代の城郭都市(臼杵勲)
コラム ロシア沿海地方の女真遺跡(中澤寛将)
コラム 金代の界壕―長城(高橋学而)
金代の在地土器と遺跡の諸相(中澤寛将)
金代の陶磁器生産と流通(町田吉隆)
金代の金属遺物―銅鏡と官印について(高橋学而)

第Ⅳ部 女真から満洲へ
元・明時代の女真(直)とアムール河流域(中村和之)
ジュシェンからマンジュへ―明代のマンチュリアと後金国の興起(杉山清彦)
コラム マンジュ語『金史』の編纂―大金国の記憶とダイチン=グルン(承志)
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