影印南宋越刊八行本禮記正義 上、中、下
/重歸文獻-影印經學要籍善本叢刊
精装
〔唐〕孔穎達 撰
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出版社:北京大学出版社 |
出版年:2014年06月 |
コード:399930 1739p 27cm ISBN/ISSN 9787301088883 |
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本書は、越刊八行本『礼記正義』現存主要伝本二部を上下対照の形で影印した。 『礼記』鄭注の版本としては、『古逸叢書三編』にも収められた撫州本が最善本であるが、越刊八行本の経注部分もそれと並ぶ善本で、両者を対校することで南宋初期監本のテキストに迫ることができる。 『礼記正義』の版本は、単疏本の旧抄本と刊本が現存し、『四部叢刊三編』に見ることができるが、いずれも残巻に過ぎず、足本としては浙刊八行本が最善である。越刊八行本の主要伝本は、潘明訓旧蔵本と足利学校蔵本で、前者はかつて恵棟が校勘したものと考えられ、民国期に影印・影刻されており、校勘記も有る為、比較的よく利用されている。後者は固より『七経孟子考文』の拠った所で、近代には常盤井氏による校記が有ったものの、全体が影印されたことはなかった。既に明らかにされている通り、足利学校本は、欠巻は有るものの、潘氏旧蔵本に比して補版が格段に少なく、版本価値はより高い。 本書は、この二部を対照影印し、読者が自らその差異を容易に確認できるようにした。補修によって、テキストが劣化していく様子も確認できる。阮元の『校勘記』は、恵棟の校記と『七経孟子考文』を通して間接的に越刊八行本の文字を知り、大きな成果を挙げたが、本書によって読者は、恵棟・山井鼎が見た原書の姿を直接目にすることができる。三分冊で、書耳の篇目も付いて、閲覧・検索にも便利に編集されているから、『礼記』鄭注と『礼記正義』の最善にして最も便利な出版物としてご愛用頂けることを期待している。
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