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東アジアにおける朝鮮史の展望 上製
李成市先生退職記念論集編集委員会 編
出版社:汲古書院
出版年:2023年03月
コード:   390p   ISBN/ISSN 9784762995750
 
価格 8,800円
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李成市先生退職を記念し、古代史から現代の歴史認識まで多彩なテーマの論考よりなる論文集

【序より】
 李成市先生は、1995年4月に早稲田大学文学部助教授に就任されて以来、28年にわたり文学部(文学学術院)において研究と教育に従事してこられた。本書は、先生が2023年3月をもって退職されるのを機に、これまでの先生のご研究を記念するために企画された論文集である。
 記念論集編集委員会が設けられて刊行に向けた準備を始めたのは、2021年4月のことであった。執筆者について先生と相談した結果、早稲田大学において先生の薫陶を受けた者たちを中心に、その他大学で直接指導を受けた者も含めることとした。また、先生の研究室は、長年にわたり日本における朝鮮史さらには東アジア史研究の拠点となってきた。そのため、他専攻・他大学からの聴講生が常に参加していただけでなく、留学生や海外の研究者を積極的に受け入れてこられた。本書には、そうした方々からも玉稿を賜ることができた。なお、先生のご研究・ご著書は数多く海外で翻訳・紹介されているが、『東アジア世界論の実践と理論―流動する古代』(エディトゥース、2019年2月)、『古代東アジアの民族と国家』(三仁出版社、2022年3月)の翻訳に携わられた方々でもある。
 本書には、先生の玉稿も含めて12篇の論文を収録することができた。これらの論文を大きく二つに分け、それぞれに6篇ずつをおおよそ年代順に配置している。第一篇は史学史・史論篇であり、先生の玉稿を筆頭に、戦前における調査・研究についての史学史から現代韓国における古代史認識までが取り上げられている。第二篇は古代史篇であり、古代国家の始祖伝説・祭祀から新羅による三国統一後の出土文字資料までが扱われている。このような多様な時代、内容を含んでいるが、いずれもこれまで先生がなされてきたご研究に関わるものとなっている。本書は、これまでの先生のご研究の幅の広さを示すものともいえよう。


目次:
 李成市先生 年譜・研究業績一覧
 序(編集委員会)
第一篇 史学史・史論篇
 朝鮮古代史研究から東アジア史への展望(李成市)
 旗田巍の中国村落研究とその韓国史叙述への影響(朴俊炯)
 一九三〇年代、金毓黻と竹島卓一の遼[契丹]・高句麗遺跡踏査(澤本光弘)
 読み誤った差別解消の論理―喜田貞吉の「日朝同源論」と朝鮮認識再考(三ツ井崇)
 三国文化日本伝播論の形成と変容(李炳鎬)
 韓国からみた東部ユーラシア論(鄭東俊)
第二篇 古代史篇
 高句麗始祖廟祭祀考―祭祀記事の批判的検討と高句麗王系(井上直樹)
 百済始祖「温祚」伝説の再検討(韓相賢)
 「安羅国際会議」開催と参加国の目的(朴珉慶)
 高句麗に対する隋・唐代の「島夷」比喩について(金辰)
 高欽徳墓誌にみえる「渤海」と「建安州都督」の意味(植田喜兵成智)
 永川・菁堤碑貞元銘よりみた統一新羅の王室直轄地支配と力役動員(橋本繁)
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