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中国武術史 先史時代から十九世紀中期まで 上製
林伯原
出版社:技藝社
出版年:2015年12月
コード:   672p   ISBN/ISSN 9784908489006
 
価格 8,800円
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中国武術に関するこれまでの著述の多くは、概論の域を出ないか、特定門派の紹介と宣揚に過ぎなかった。本書最大の特徴は中国武術史を俯瞰することによって中国武術の全貌を明らかにしようとするところにある。本書では史書はもちろん出土文物・壁画・彫刻・画像石・画像磚など各種文化遺産に見られる武術関連の記録を多数収集しており、資料的価値が非常に高い。中国武術には軍隊武術と民間武術の二大体系があり、本書では各時代ごとに両者の発展・変化を扱うと同時に、徒手武術・武器術・武術家・武術著作・武術制度・武術競技・武術訓練・武術教育・民族武術・国際武術交流などに焦点を当てて論述している。また、本書では中国武術を中国文化の一部として捉え、各時代の社会的背景との関連の中で論じている。

【目次】 ※節よりも下部の目次は省略しました
はしがき
凡例
序章 「文字の邦」の武術
  1.「武」の本義とは何か?
  2.「武術」という語の簡史
第一章 先史時代における武術の発声
  はじめに
  第一節 徒手武術の形成
  第二節 原始的工具の使用と武器の登場
  第三節 新石器時代の晩期の戦争と武術
  おわりに
第二章 夏・殷・西周の武術(B.C.21世紀~B.C.771)
  はじめに
  第一節 軍隊武術の確立と発展
  第二節 殷周時代における貴族子弟の武術教育と訓練
  第三節 西周時代における礼射活動
  おわりに
第三章 春秋戦国時代の武術(B.C.770~B.C.221)
  はじめに
  第一節 軍隊武術の発展と変化
  第二節 武士の登場と武士階層の確立
  第三節 民間武術の勃興と私学武術の登場
  おわりに
第四章 秦漢時代の武術(B.C.221~220)
  はじめに
  第一節 秦代の武術
  第二節 匈奴族・烏桓族・鮮卑族の武術
  第三節 漢代の武術
  第四章 角抵と角抵戯
  第五節 漢代における海外との武術交流
  おわりに
第五章 魏晋南北朝時代の武術(220~581)
  はじめに
  第一節 軍隊武術の変化
  第二節 剣術の存続
  第三節 相撲と拳術
  第四節 女性による武術活動
  おわりに
第六章 隋唐五代の武術(581~960)
  はじめに
  第一節 軍隊武術の変化
  第二節 武科挙の実施
  第三節 民間における武術の発展
  おわりに
第七章 宋・遼・夏・金の武術(960~1279)
  はじめに
  第一節 軍隊武術の変化とその特色
  第二節 武科挙の発展および武学の設立
  第三節 民間武術の多様化と発展
  第四節 遼・西夏・金における武術
  おわりに
第八章 元代の武術(1206~1368)
  はじめに
  第一節 軍隊武術の実態
  第二節 多民族間の武術交流と融合
  第三節 民間武術に見る抑圧と抵抗
  第四節 相撲と手搏
  おわりに
第九章 明代の武術(1368~1644)
  はじめに
  第一節 明代における武術発展の社会的背景
  第二節 各種武術の発展
  第三節 少林武術の興隆と民間武術への影響
  第四節 代表的な武術家および武術著書
  第五節 武科挙と武学の発展
  第六節 明代における海外との武術交流
  おわりに
第十章 清代前期の武術(1616~1840)
  はじめに
  第一節 軍隊武術と武科挙の発展変化
  第二節 民間武術の発展変化
  第三節 代表的な武術著作
  第四節 少林武術の発展
  第五節 盛んな相撲活動
  おわりに
第十一章 中国武術と日本武道との比較
  はじめに
  第一節 中国の「武人」と日本の「武士」
  第二節 中国の「尚文卑武」と日本の「文武両道」
  第三節 「多民族国家」中国の武術文化と「島国」日本の武道文化
  第四節 中国の拳法諸流派と日本の剣術諸流派
  第五節 中国の武術体系と日本の専修武芸
  第六節 「套路」重視の中国武術と「打ち合い」重視の日本武道
  第七節 中国武術における「気」と日本武道における「気」
  おわりに
あとがき
付録1.挿絵目次
付録2.武術史年表
付録3.参考文献
索引

▼『中国武術史』目次・本文検索
  http://gigeisha.jp/chugokubujutsushi/search.php
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★下記ブログに本書の書評が掲載されています
▼ ブログ「ixima’s blog」
  http://d.hatena.ne.jp/ixima/20160111
▼ ブログ「不俗、妙に到達する為に今何をするべきか」
  http://chiiratoraichi.at.webry.info/201511/article_3.html
▼ ブログ「中国武術雑記帳 by zigzagmax」
  http://zigzagmax.hatenablog.com/entry/2016/01/03/114549
■編著者紹介
林 伯原(Lin Boyuan)
北京体育大学出身で、現在は国際武道大学の教授、早稲田大学の大学院及び学部の兼任講師でもある林伯原博士。博士は張文廣、馬賢達、田秀臣、周元龍、区漢栄らの著名武術家・気功家に師事した経験から、本書では単に中国武術の歴史を俯瞰するのみならず、独自の視点から各時代における武術の特徴及び歴史上の位置づけを解釈し、専門的な内容をわかりやすく紹介している。(出版社による紹介文)
1950年 中華人民共和国の陝西省西安に生まれる
1976年 西安体育学院体育教育学部卒業
1981年 北京体育学院(現北京体育大学)大学院教育学修士学位取得
1989年 北京体育学院(現北京体育大学)体育学部准教授
1994年 筑波大学の外国人研究者となる
1998年 博士(学術)号取得(奈良女子大学)
現在 国際武道大学体育学部教授
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