日本統治期台湾と帝国の〈文壇〉 〈文学懸賞〉がつくる〈日本語文学〉
/ひつじ研究叢書〈文学編〉5
上製
和泉司
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出版社:ひつじ書房 |
出版年:2012年02月 |
コード: 448p ISBN/ISSN 9784894765900 |
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昭和初期、〈円本〉ブームや改造社をはじめとする雑誌の文学懸賞募集、芥川賞・直木賞の登場は日本帝国中の文学青年の欲望を刺激した。それは植民地台湾でも同様であった。植民地という抑圧的な時空の文学運動は何を目指し、挫折し、生き延びたのか。台湾人でただ一人『改造』懸賞創作に当選した作家・龍瑛宗を中心に、日本統治期台湾における日本語文学運動を追求し、植民地の日本語文学研究に新たな視点を提示した意欲作。
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