二つの祖国の狭間に生きる 長谷川テルの遺児暁子の半生
上製
長谷川暁子
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出版社:同時代社 |
出版年:2012年01月 |
コード: 334p ISBN/ISSN 9784886837103 |
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母は戦火の中、反戦を呼びかけたエスペランチストだった―。日中の「混血児」と呼ばれ、しかし烈士遺児として中国で育った著者が、歴史の奔流の中で見たもの、受けとめたものとは。エスペランチスト長谷川テルは、戦中、中国各地を転々としながら、日本軍兵士に対して反戦平和を放送した。中国人の夫・劉仁との間に生まれたのが、本書の著者長谷川暁子(中国名「暁嵐」)。著者は、中国共産党により「烈士遺児」として育てられるが、過酷な動乱の時代――「文化大革命」「天安門事件」を生きぬく。文革の最中には「問題分子」として砂漠地帯へ島流しにも遭う。帰国し日本国籍を回復した著者が秘められた半生を記した。
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