徽宗『大観茶論』の研究
/世界茶文化学術研究叢書Ⅲ
熊倉功夫,程啓坤 編著
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出版社:宮帯出版社 |
出版年:2017年03月 |
コード: 286p ISBN/ISSN 9784801600638 |
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北宋の徽宗は、政治的には北宋を断絶せしめた皇帝であったが、詩書画など文化面では特筆すべき業績を遺している。 その著『大観茶論』は、唐陸羽の『茶経』、宋蔡襄の『茶録』などとともに、中国の茶文化に与えた影響は大きい。 特に、日本の抹茶法における濃茶の点て方との関係などが論じられている。また、その画は東山御物としても重宝された。
本書では、『大観茶論』の内容、その影響、宋の茶文化の諸相、さらに徽宗や『大観茶論』と日本との関わりなどについて、日中の精鋭9名が論じ、その歴史的意味について明らかにする。
目次: 序(熊倉功夫)
〔Ⅰ 『大観茶論』と日本〕 徽宗と『大観茶論』(熊倉功夫)
〔Ⅱ 『大観茶論』の内容とその影響〕 『大観茶論』の白茶(中村順行) 『大観茶論』における「白茶」と「点茶」に対する理解(程啓坤) 趙佶『大観茶論』の歴史的影響(沈冬梅)
〔Ⅲ 宋代の茶文化〕 「点茶」の語誌――その起源と変遷(高橋忠彦) 「撃払する」茶の流行と茶筅(中村羊一郎) 宋・遼・金の朝廷茶礼(関剣平) 蘇軾にみる茶詞の基本詞法の成立について(黄傑) 宋代周辺諸国及び海外市場における茶葉流通及び管理について(陶徳臣)
〔Ⅳ 史料〕 『大観茶論』(宛委山堂本『重較説郛』所収)原文(高橋忠彦 校訂)
徽宗 略年譜
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