中国南方話劇運動研究 1889-1949
上製
間ふさ子
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出版社:九州大学出版会 |
出版年:2010年12月 |
コード: 310p ISBN/ISSN 9784798500331 |
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20世紀初頭に登場した中国の話劇は、台詞と動作・表情を表現の手段としてドラマを進行させ、具象的な舞台装置や衣装を用いる、「写実」を尊ぶ表演芸術である。新興の表演芸術である話劇は近代意識を表現し、「国語=共通語」で演じられるものだということがこれまでの学界の定説であった。しかし当時の中国においては、国語は知識人の共通語ではあっても民衆の共通語ではなく、国語話劇の他に民衆を対象とした方言話劇も存在していた。著者は中国南方(華南・東 南・台湾)の方言話劇運動に着目し、使用言語の問題を中心にその発展の流れを概観し、その特徴と意義を明らかにする。
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