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「満洲国」農事改良史研究
上製
海阿虎
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出版社:清文堂出版 |
出版年:2018年06月 |
コード: 330p ISBN/ISSN 9784792410810 |
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政治が中心であったこれまでの「満洲国」研究の中で欠けていた技術的な観点からの研究。実態が解明されていなかった旧満蒙地域の土地関係と労働関係を読み解くことからはじまり、日本人当局者の実態調査報告書を用いて北海道農法の導入や大豆、綿花、緬羊の品種改良といった具体的な事例を検討する。農事改良のあり方と実績、さらに戦後の国民党、共産党当局の評価から農事改良政策の意義と限界を明らかにする。
目次: まえがき
序章 本書の課題と構成 本書の課題 分析の対象地域 本書の構成
第一章 「満洲国」興安南省のモンゴル人農村社会――科爾沁左翼中旗第六区郎布窩堡村を事例に―― 東蒙古について 東蒙古地域の農耕化 郎布窩堡村における土地関係 郎布窩堡村における労働関係
第二章 農法の改良と普及をめぐって――北海道農法と満洲在来農法―― 営農問題と在来農法への批判 北海道農法の導入と普及実績 満洲在来農法と北海道農法の合理性
第三章 大豆の品種改良と普及をめぐって 農政機構と農事試験研究機構 品種改良の沿革 品種の特性 改良大豆の原種生産 改良大豆の奨励普及と実績
第四章 棉花の増殖・品種改良と普及をめぐって 満洲国の棉花増殖政策と実績 海城県における棉花の増殖 棉花の改良と普及
第五章 緬羊の品種改良と普及をめぐって 緬羊品種改良と普及の要因 緬羊品種改良の沿革 改良緬羊の普及奨励
終章 総括と今後の課題 まとめ 農事改良の歴史的な意義 今後の課題
参考文献一覧 あとがき 図表一覧 索引
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