日中文化社会比較論 日中相互不信の深層
上製
河原昌一郎
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出版社:彩流社 |
出版年:2018年06月 |
コード: 276p ISBN/ISSN 9784779124891 |
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中国といかに向き合うべきか……。日中文化社会の本質的な差異を「家族と村」「民族性」「日中関係」などにより具体的に解明。
「日本と中国の文化社会は全体として根本的に異なっており、個人のレベルではなく文化社会のレベルで何か本質的な差異がある」ということでは、中国を知る大多数の日本人の間では異論のないところであろう。しかし、その本質的な差異とは具体的に何であって、それはどのような背景で生じているのか。このことが明確に、そして、体系的に説明されなければ、日中の文化社会はただ異なっているというだけで終わってしまい、日中関係の本質の理解もできない。本書は、北京に3年間駐在していた著者が、そうした問題意識から、日中文化社会の本質的差異の具体的内容について、その背景を明らかにしながら解明し、また、明治以来の日中間の衝突がそうした日中の文化的相違の一つの発現という要素を含んだものであることを説明しようとしたものである。
目次: 序章 日中文化の異質性と衝突 第Ⅰ編 中国の家族と村 第一章 中国の家族 第二章 中国の村 第Ⅱ編 中国の社会と民族性 第三章 士大夫階級と中国社会 第四章 都市の団体 第五章 易姓革命の思想 第六章 中国人の性格・民族性 第七章 日中の文化・社会の差異 第Ⅲ編 戦前の日中関係 第八章 華夷秩序攻防期の日中関係 第九章 反日・排日活動期の日中関係 第Ⅳ編 現代の中国-国際秩序に対する脅威 第十章 東アジアでの覇権を狙う中国と習近平の「新時代」 終章 中国とどう向き合うか あとがき 註
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