戦争と華僑 続編 中国国民政府・汪精衛政権の華僑行政と南洋・北米
上製
菊池一隆
|
|
出版社:汲古書院 |
出版年:2018年05月 |
コード: 546p ISBN/ISSN 9784762960512 |
|
|
|
<東京店在庫有り>
東京店に在庫がございます。少部数のものもございますので、ご来店の場合は直接お問合せください。
|
|
|
|
|
抗日戦争期の「国民政府」・「傀儡政権」と華僑それぞれを相互分析し、華僑史を構築する!
目次: 序論
第一部 抗戦前・南京国民政府時期 第一章 南京国民政府の華僑行政と僑務委員会――一九三二年四月から三七年六月まで―― はじめに 一 僑務委員会改組・成立後の組織と活動 二 華僑献金の動向と華僑の重要各事変への対応 三 僑務委員会と華僑団体管理 四 僑務委員会の華僑教育と対外宣伝 おわりに 第二章 世界各地における華僑排斥と僑務委員会の華僑救済――シャム、英領マラヤ、「蘭印」、メキシコ、ソ連など―― はじめに 一 世界恐慌下における帰国華僑の増大 二 世界各地の排華条例 三 アジアにおける華僑排斥状況 四 南北アメリカ、オセアニア、およびソ連の華僑排斥状況 五南京国民政府の華僑救済政策と僑務委員会 おわりに
第二部 抗戦期・重慶国民政府時期 第三章 重慶国民政府の戦時華僑行政と僑務委員会――一九三七年七月から四五年八月まで―― はじめに 一 盧溝橋事件後における僑務委員会の動向と基本方針 二 重慶国民政府と華僑の中国投資・華僑為替・華僑「労軍」 三 世界各地の華僑排斥と帰国華僑 帰国華僑の保護と救済 四 帰国華僑の保護と救済 五 僑務委員会と戦時華僑教育 六 重慶国民政府と汪精衛問題 おわりに 第四章 日本軍占領前後までの南洋華僑の動態と抗日活動――英領マラヤ、シンガポールを中心に―― はじめに 一 海外第三勢力としての華僑 二 南洋華僑の抗日献金と義勇軍 三 南洋華僑の抗日活動と対日ボイコット 四 南洋華僑の日本・傀儡政権との闘争 五 英国植民地政府との矛盾と援英運動 六 南洋華僑の労働争議の実態と特徴 七 僑務委員会と戦時華僑教育 おわりに 第五章 アメリカ華僑の動態と抗日活動――サンフランシスコ・ニューヨークを中心に―― はじめに 一 盧溝橋事件の勃発とアメリカ華僑 二 サンフランシスコ華僑の抗日動態 三 ニューヨーク華僑の抗日動態 四 太平洋戦争の勃発とアメリカ華僑 五 アメリカにおける華僑学校教育 おわりに 第六章 ハワイ華僑の動態と抗日活動 はじめに 一 一九三〇年代のハワイ華僑 二 西安事変とハワイ華僑 三 中国抗日戦争の勃発とハワイ華僑 四 太平洋戦争とハワイ華僑の動態 五 ハワイの華僑華文学校 おわりに 第七章 カナダ華僑の動態と抗日活動 はじめに 一 盧溝橋事件の勃発とカナダ華僑 二 汪精衛への対応と抗日活動の中の紛糾・混乱 三 太平洋戦争の勃発とカナダ華僑 四 太平洋戦争後期のカナダ華僑と中国の勝利 おわりに
第三部 汪精衛・南京傀儡政権と華僑 第八章 汪精衛・南京傀儡政権の華僑行政と「僑務委員会」 はじめに 一 南京汪政権の僑務機構整備と緊縮財政 二 南京汪政権と帰国華僑の救済問題 三 汪精衛の「和平運動」と帰国訪問華僑の言動 四 南京汪政権の重慶非難宣伝と献金 五 汪精衛「大東亜戦争」支持の論理と孫文「大アジア主義」 六 褚民誼の「僑務委員会」委員長兼任と汪精衛の訪日 七 南京汪政権の華僑教育 おわりに 第九章 中国内の傀儡政権地域における帰国華僑――シンガポール華僑巨頭胡文虎の言動と関連させて―― はじめに 一 臨時・維新両政権下での反英運動 二 上海における帰国華僑の実態と動向 三 広州における帰国華僑の実態と動向 四 日本軍政下の香港状況と客家胡文虎の活動 五 その他の重要地域――汕頭・厦門・金門島 おわりに
結論
後記 索引
|
|