書物の文化史 メディアの変遷と知の枠組み
加藤好郎,木島史雄,山本昭 編
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出版社:丸善出版 |
出版年:2018年04月 |
コード: 212p ISBN/ISSN 9784621301067 |
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モノとしての書物(メディア)を通して、「文献文化」および「知の枠組み」を考察するテキスト。世界の各地域・時代において、文献はどのような媒体(メディア)に載せられ、どのように読まれてきたかについて、図版も豊富に交えながら解説する。具体的には、「媒体(メディア)の制約と文献の仕組み」「媒体(メディア)の特性と知の枠組み」という切り口から「書物」にまつわる様々な現象を読み解く。
目次: 第1章 東洋の書物史 1 文字の発生から紙の発明まで:中国の書物史I 2 紙の発明と抄本の時代:中国の書物史II 3 印刷以後:中国の書物史III 4 朝鮮出版文化の始まりとその展開:朝鮮の書物史 ・コラム1 漢籍を求めて日本へ ・コラム2 社会的ステータスと蔵書文化:中国と日本 第2章 日本の書物史 1 日本の書物の始まり 2 本を書く:さまざまな写本 3 印刷と出版の歴史 4 書物のつくりとその用途:装丁 ・コラム3 書物の読まれ方 ・コラム4 ローマ字とローマ字入力 ・コラム5 カラオケとMMO 第3章 オリエントの書物史 1 記憶と知の継承:エジプトの書物史 2 楔形文字と粘土板:メソポタミアの書物史 ・コラム6 書かれたものとイスラーム 第4章 西洋の書物史 1 ギリシャ・ローマ時代の書物 2 中世以後の欧州の書物 3 活版印刷以後の書物 ・コラム7 グーテンベルク42行聖書の出版とアジアへの変遷 ・コラム8 焚書と禁書 ・コラム9 草稿研究 ・コラム10 円形図書館と書籍評価サイト 第5章 近代・現代のメディア史 1 東洋の近代化と印刷 ・コラム11 書物の東西交流:近世・近代の中・欧間の書物の往き来 ・コラム12 編集と組版のあいだ ・コラム13 21世紀の活版印刷ルネサンス 2 コンピュータと電子書籍 ・コラム14 書籍の電子化 ・コラム15 機械化の黒歴史、光ディスク ・コラム16 縁穴カードとピーカブー 3 音のメディア 4 画像・映像のメディア ・コラム17 「ひょっこりひょうたん島熱中記」と「スヴェトラーノフの悲愴」 ・コラム18 失われた映画音楽 第6章 知っておきたい書物の雑学 1 執筆と読書 2 文書と記録と編纂物・著作物 3 個人蔵書と図書館 4 出版と流通 ・コラム19 帳簿というメディア ・コラム20 楽譜と演奏 ・コラム21 最古の数学文書:数式の世界 ・コラム22 日本最古の看板:看板文字の誘惑
参考文献 参考書ガイド:さらに深く学ぶために 索引
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