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交錯する台湾認識 見え隠れする「国家」と「人びと」 /アジア遊学204
陳來幸,北波道子,岡野翔太 編
出版社:勉誠出版
出版年:2016年12月
コード:   272p   ISBN/ISSN 9784585226703
 
価格 3,080円
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見る角度によって様々に姿を変える万「華」鏡のような「国家」の、過去と現在、そしてこれからの可能性を探る。
日本統治時代を超えて現在まで続く日台の様々なつながり、日本で生活する「華僑」の現状や葛藤などから隣国・台湾を知る。複雑な歴史と民主化・本土化に起因するナショナルアイデンティティのゆらぎ、エスニックグループや出生地、世代などによって変化する価値観やイデオロギー、そしてIT大国として、新しい民主主義国家としての変化など、台湾の過去と現在、そしてこれからの可能性を提示する。

目次:
総論(陳來幸)

I.「国家」の揺らぎ
 現代台湾史の重要人物としての蔣介石(若松大祐)
 民主化後の政党政治―二〇一六年選挙から展望される可能性(松本充豊)
 すれ違う「国」と「民」―中華民国/台湾の国籍・パスポートをめぐる抵抗(鶴園裕基)
 台湾とフィリピン、そして日本―「近さ」と「隔たり」の政治学(宮原曉)
 【コラム】琉・華・台・沖(八尾祥平)
 【コラム】台湾原住民族の政治的位置づけ(石丸雅邦)

II.台湾の「実像」
 一九四〇~五〇年代の日台経済関係―分離から再統合へ(やまだあつし)
 台湾の経済発展と「開発独裁」―「中華民国」の生き残りをかけた経済開発(北波道子)
 ノーブランドのIT大国(近藤伸二)
 一九六〇年代台湾文学の日本語翻訳活動について―『今日之中国』における文学翻訳とカルチュラル・ポリティクス(王恵珍/北波道子 訳)
 東南アジア系台湾人の誕生―五大エスニックグループ時代の台湾人像(横田祥子)
 【コラム】日台間における性的マイノリティ文化の相互交渉―台湾の「同志文学」を手がかりに(劉靈均)
 【コラム】「台湾客家」の創造(劉梅玲)

III.万「華」鏡の「台湾」
 在日台湾人と戦後日本における華僑社会の左傾化現象(陳來幸))
 華僑・台僑をめぐる歴史的位相―台湾「天然独」の抬頭に至るまで(岡野翔太)
 遺骨と祖国とアイデンティティー―一九五〇年代前半の台湾と「中国」をめぐる相剋(坂井田夕起子)
 台湾人と日本の華人系プロテスタント教会(劉雯)
 誰がここで他人の歌を歌っているのか―「日歌台唱」にみる、台湾人の世代交代とその交差点(黄裕元/北波道子,岡野翔太 共訳)
 【コラム】被災地交流で結ぶ日本と台湾(垂水英司)
 【コラム】八田与一を介した台南と金沢の交流(清水美里)

あとがき(北波道子)
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