G・E・モリソンと近代東アジア 東洋学の形成と東洋文庫の蔵書
上製
公益財団法人東洋文庫 監修/岡本隆司 編
|
|
出版社:勉誠出版 |
出版年:2017年09月 |
コード: 312p ISBN/ISSN 9784585221890 |
|
|
|
激動の時代に彼は何を残し、伝えようとしたのか――。
アジア地域の歴史文献95万冊を有する世界に誇る東洋学の拠点、東洋文庫。その蔵書形成の基盤には、ひとりのジャーナリストの存在があった―。清末民国初という激動の時代を中国で過ごし、東アジアと世界をつないだG・E・モリソン。各地に残された資料、書籍を中心とした比類なきコレクション、そして近年研究の進展を見せる貴重なパンフレット(小冊子)類を紐解くことにより、時代と共にあった彼の行動と思考を明らかにし、東洋文庫の基底に流れる思想を照射する。モリソン文庫渡来100年!!
目次: まえがき(斯波義信)
座談会 モリソン文庫の来歴と魅力(斯波義信,濱下武志,平野健一郎,中見立夫,岡本隆司)
第一部:東アジアのなかのモリソン モリソンとその時代(岡本隆司) 朝河貫一とモリソン(矢吹晋) 二十一ヵ条要求とモリソン(奈良岡聰智)
第二部:モリソンパンフレットの世界 モリソンとパンフレット・コレクション(岡本隆司) 上海、黄浦江を掘る(一九〇七~一九一〇)―モリソンパンフレット内資料の位置づけ(城山智子) アヘン問題とモリソン(村上衛)
座談会2 モリソンパンフレットの世界(岡本隆司,松重充浩,城山智子,吉澤誠一郎,斯波義信)
あとがき(岡本隆司) 執筆者一覧 人名索引
|
|