孫文と陳独秀 現代中国への二つの道
/平凡社新書
横山宏章
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出版社:平凡社 |
出版年:2017年02月 |
コード: 288p ISBN/ISSN 9784582858372 |
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辛亥革命の立役者となり、初代中華民国臨時大総統に就いた孫文は、「国父」、英雄とあがめられ、新文化運動・五四運動を領導し、中国共産党を創設した陳独秀は、長く「裏切り者」の誹謗にさらされた。孫文・国民党と陳独秀・共産党の「国共合作」は、陳独秀の抵抗をおしてコミンテルンと孫文の思惑により成立、失敗した。本当は彼らは何を考え、何をしたのか? 対照的な二人の思想家・活動家の事跡をたどり、現代中国史の歪みを正す。
目次: はじめに 第一章 甲午の役(日清戦争)と庚子の役(義和団) 第二章 中国同盟会の結成と陳独秀の東京留学 第三章 中華民国の誕生 第四章 『新青年』と「新文化運動」 第五章 中華革命党と党治論、愚民論 第六章 マルクス主義者となって中国共産党創設 第七章 広東軍政府の建設とコミンテルンの支援 第八章 孫・陳提携と「国共合作」 後記
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