ペンと戦争
/夏衍自伝3
上製
夏衍 著/阿部幸夫 訳
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出版社:東方書店 |
出版年:1988年06月 |
コード:00210 300p ISBN/ISSN 4-497-88232-2 |
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日中戦争下の中国ジャーナリズム! 日中戦争から国共内戦の時期、激しい戦火に追われながら、新聞の発行を続けた中国のジャーナリストたち。時には決死の脱出行をおこない、上海、広州、桂林、香港、重慶と中国各地を転々と移動しながら、真実を知らせることに生命と情熱をかけた中国新聞人達の不屈の闘いの記録。夏衍自伝、1938~49年までを訳出。●編著者のことば 中国人はよくいいます。往事ハ煙ノ如ク、往事ハ夢ノ如シ、と。煙はすぐにも消えてしまうもの、しかし夢は、いつまでも心にひっかかってしかたありません。我が生涯には、うまし夢もありましたし、悪い夢もまたありました。まもなくやって来る一九八八年は、中日平和友好条約が締結された十周年です。過ぎ去った悪い夢は、煙と消え雲と散じてもらいましょう。ここでわたしは切望します。世界が永遠に平和であるために、中日両国の人民はいつまでも末永く仲良くしていきましょう。(「読者へのあいさつ」より)
●構成 読者へのあいさつ 一 上海の『救亡日報』 1937.8-1937.12/二 十月の広州 1938.1-1938.10/三 広州最後の日 1938.10/四 広州から桂林へ 1938.11-1941.2/五 香港の『華商報』、『大衆生活』 1941.2-1941.12/六 『新華日報』、およびその他 1942.2-1945.9/七 『建国日報』と『消息』月二回刊 1945.9-1946.10/八 香港の『華商報』と『群衆』 1946.10-1949.10 解題 『救亡日報』と夏衍/訳者あとがき
【シリーズ一覧】 日本回憶/夏衍自伝 1 阿部幸夫 訳 東方書店 1987年03月刊 [品切] 上海に燃ゆ/夏衍自伝 2 阿部幸夫 訳 東方書店 1989年11月刊 [品切] ペンと戦争/夏衍自伝 3 阿部幸夫 訳 東方書店 1988年06月刊 [品切] 上海解放 夏衍自伝・終章 阿部幸夫 編訳 東方書店 2015年07月刊
【関連書籍】 幻の重慶二流堂 日中戦争下の芸術家群像 阿部幸夫 著 東方書店 2012年06月刊 日中戦争下の重慶で夏衍・呉祖光・曹禺・老舎らが集ったサロン「二流堂」。抗戦下に華開いた文芸界の様相を哀惜をこめて活写。
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■編著者紹介
夏 衍(か えん):1900年中国浙江省杭県生まれ。1920~27年日本留学時に政治運動に参加。帰国後、魯迅とともに左翼作家連盟の指導にあたる。抗日戦争期はジャーナリストとしても活躍。中華人民共和国建国後は文化部門の指導に当たる。元中日友好協会会長。1995年没。代表作に、報告文学『包身工』、劇作『上海屋檐下』『法西斯細菌』、小説『春寒』、映画脚本『春蚕』『祝福』『林家舗子』など。 阿部幸夫(あべ ゆきお):1929年東京都生まれ。専攻は中国近現代文学、とくに1930年代、40年代文学。
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