文献1300篇を網羅。『聊斎志異』研究者必携! 清初の怪異小説集『聊斎志異』は、その怪異とロマン、優れた描写によって、多くの読者を獲得し、中国怪異文学の代表的地位を占めるに至った。さらに、日本や諸外国でも翻訳され、広く影響を及ぼしている。近年では、『聊斎志異』に止まらず、著者・蒲松齢(1640~1715年)や彼の他の作品まで、多岐にわたる研究が盛況を呈している。本書は、1985年3月までに調査した『聊斎志異』および蒲松齢に関する内外の文献約1,300篇を分類して示す。聊斎研究者必携の一冊。●編著者のことば 清初の文人蒲松齢の怪異小説集『聊斎志異』は、その成書後、……極めて広範囲にわたって読まれるようになった。……聊斎研究は、単に『聊斎志異』だけに止まらず、蒲松齢の他の文学作品や雑著にまでわたって、ますます盛況を呈している現状である。そこで聊斎研究に関係しているわたくしたち両人は、今後の研究の発展のための基礎的作業として、従来の研究成果を整理して編集してみたのがこの要覧である。(「まえがき」より)
●構成 まえがき/凡例 1 版本 (1)全集/(2)詩文/(3)俗曲/(4)聊斎志異(〈1〉稿本・鈔本・刻本 〈2〉評註本 〈3〉拾遺本 〈4〉輯校本・合編本 〈5〉注釈本・白話本 〈6〉翻訳本 〈7〉改編本 〈8〉画本)/(5)醒世姻縁伝/(6)雑著 2 研究書 3 論文集 4 論文 (1)蒲松齢/(2)詩文/(3)俗曲/(4)聊斎志異(〈1〉概論 〈2〉版本 〈3〉思想 〈4〉芸術 〈5〉特論 〈6〉篇別)/(5)醒世姻縁伝/(6)雑著 5 欧文研究書・論文 6 学位論文 7 書誌 8 史料 9 旧聞
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