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戦後台湾の言語政策 北京語同化政策と多言語主義 上製
中川仁
出版社:東方書店
出版年:2009年04月
コード:00677   208p   ISBN/ISSN 9784497209061
 
価格 3,300円
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台湾における近代的な言語政策は日本殖民地時代(1895年-1945年)の日本語教育から始まり、1945年以降の中国の国民党時代では、北京語同化(国語化)が進められた。そして、1987年から「言語の民主化」が始まり原住民諸語を含めた「多言語主義」へと移行し、現在に至っている。本書では、日本語・国語(北京語)・台湾語・客家語・(アミ語・タイヤル語などの)原住民諸語が共存する台湾の多言語環境と支配政権の変動などを視野に入れ、台湾における言語政策の変遷を明解に論述する。

編著者のことば
今やすべての母語は復権し、言語の民主化は勝利したと言えよう。各族群は母語の保持によって、一層のアイデンティティを確立した。同時に新たな国語である「台北標準国語」が人々に浸透していく。これは台湾の民族言語として注目すべきであろう。先人たちとの思い入れとはやや異なるかもしれないが、台湾のあるべき姿なのかもしれない。(「第1章:序論」より)

構成
第1章:序論
第2章:台湾の歴史・住民・言語
第3章:台湾ナショナリズムと中国大陸の国語運動
第4章:国民党の北京語同化政策
第5章:二・二八事件と王育徳の台湾語研究
第6章:外来政権下での政治的動向
第7章:民主化と多言語社会
第8章:原住民諸言語と台湾の言語政策
第9章:結論
初出一覧/参考文献/年表/参考資料集

■編著者紹介
1969年 東京都生まれ、1993年 明海大学外国語学部中国語学科卒業、1997年 台湾・東呉大学日本語文学系碩士班畢業、2007年博士(応用言語学)明海大学。主要論文:「台湾の言語政策と原住民諸語―多言語社会 から単一言語社会へ、そして母語の復権―」『ことばと社会 7号』 特集・危機言語 2003(三元社)、「台湾の「国語」と民主化による多言語主義」『植民地教育史研究会年報8号』植民地国家と地理』2006(皓星社)
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