加速化するアジアの教育改革
/学習院大学東洋文化研究叢書
上製
諏訪哲郎,斉藤利彦 編著
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出版社:東方書店 |
出版年:2005年09月 |
コード:00637 308p ISBN/ISSN 4-497-20509-6 |
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現在、積極的に教育改革を進めているマレーシア、タイ、韓国、中国の状況を、理念や政策のみならず、カリキュラムや教育内容にまで踏み込んで分析する論文集。さらに、終章では日本の教育における混迷をも指摘する。 ●編著者のことば 筆者が特に強く訴えたいのは、多くの人に近隣諸国のたくさんの教育現場を見てほしいということである。文部科学省や教育委員会、学校法人関係者がまず様々な国の学校現場に視察に出かけてほしい。そして、なるべくたくさんの教員にアジアの学校を訪問してその実情を知る機会を作ってほしいと思う。それだけでなく、教育界や学校とあまり縁のない一般の人でも、アジア諸国に出張したり旅行をした時に、何とか機会を作って現地の学校を覗いてみていただきたい。そして、そこで得た率直な感想を多くの人に伝えてほしい。……それが、日本の教育を再生させる原動力になると考えている。(終章「日本の教育改革が進むべき方向」より)
●構成 まえがき(斉藤利彦) 第一章 マレーシアの初等教育における英語重視政策とその展開(諏訪哲郎) 第二章 マレーシアの高等教育における華文教育の展開(杉村美紀) 第三章 タイ北部アカ族の社会・生活・文化の変容と学校教育(諏訪哲郎) 第四章 韓国における学校の裁量権拡大を主軸とする教育改革(諏訪哲郎・諸惠珍) 第五章 中国における環境教育の広がり(諏訪哲郎) 終 章 日本の教育改革が進むべき方向(諏訪哲郎) あとがき(諏訪哲郎)
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■編著者紹介
諏訪 哲郎(すわ てつお):1949年生まれ。東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。理学博士。現在、学習院大学文学部教授、日中韓環境教育協力会代表。『現代中国の構図』『西南中国納西族の農耕民性と牧畜民性』ほか論著多数。 斉藤 利彦(さいとう としひこ):1953年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。現在、学習院大学文学部教授。『競争と管理の学校史』『試験と競争の学校史』ほか論著多数。
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