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中国話劇成立史研究 上製
瀬戸宏 著
出版社:東方書店
出版年:2005年02月
コード:00630   568p   ISBN/ISSN 4-497-20502-9
 
価格 15,400円
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清末から20世紀初頭、話劇成立の過程を分析清末から20世紀初頭にかけて、中国において新しい演劇形態であった「話劇」がいかに成立し、受容され、発展していったか。話劇の成立を考察するうえで重要な演劇事象を抽出し、さまざまな資料を用いて分析し検討を加える。巻末には早期話劇において重要な役割を果たした「進化団新新舞台上演演目一覧」や「申報劇評目録(文明戯)」等の資料、さらには詳細な索引を付す。

編著者のことば
本論文は中国話劇成立史研究であって中国話劇成立史ではない。従って、本論文は十九世紀末に始まる中国演劇の近代的変質の開始から二十世紀二十年代半ばの話劇の確立に至る演劇史をまんべんなく記述することを目的とはしていない。話劇の成立を考察するうえで私が重要と考えた演劇事象をいくつか抽出して、検討したものである。(中略)話劇とは、「対話とそれに伴う身体動作に基づく演劇」という演劇形態である。この話劇という用語は、日本語の近代劇、新劇という用語と意味内容がおおむね共通している。日本の演劇学者、演劇評論家からは、話劇という演劇用語はこの演劇形態の本質を表現しており、日本の新劇などよりも優れているという指摘がでている。(「まえがき」より)

構成
前書き

第一部 文明戯の諸問題
第一章 晩清の演劇改良運動/第二章 前期春柳社/第三章 進化団・・・文明戯の確立/第四章 新民・民鳴社―最盛期の文明戯(一)/第五章 六大劇団連合演劇―最盛期の文明戯(二)/第六章 新劇同志会―後期春柳社
第七章 文明戯の歴史的位置/附章 文明戯(中国早期話劇)研究の最近の動向―袁国興と黄愛華の最近の成績を中心に

第二部 話劇の成立
第八章 『新青年』とイプセン―新文化運動と演劇(一)/第九章 『新青年』演劇改良特集号と胡適『終身大事』―新文化運動と演劇(二)/第十章 上海新舞台『ウォーレン夫人の職業』上演/第十一章 民衆戯劇社『戯劇』と自由劇場運動/第十二章 陳大悲と人芸戯劇専門学校/第十三章 上海戯劇協社『若奥様の扇』上演―話劇の確立/終章 話劇と近代劇

付属資料
申報所載春柳社上演広告
新民社上演演目一覧/民鳴社上演演目一覧/進化団新新舞台上演演目一覧/申報掲載文明戯劇評一覧

■編著者紹介
瀬戸 宏(セト ヒロシ):1952年大阪生まれ。早稲田大学大学院博士後期課程中国文学専攻単位取得退学。現在、摂南大学国際言語文化学部助教授。中国現代文学演劇専攻。
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