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国際政治研究 /衞藤瀋吉著作集(第6巻)
衞藤瀋吉 著
出版社:東方書店
出版年:2004年04月
コード:00614   336p   ISBN/ISSN 4-497-20405-8
 
価格 4,620円
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複雑な国際関係を学際的に分析・解説!国際関係論教育の重要性を提唱するとともに、自ら率先して社会科学的な手法を導入し、学際的(インターディシプリナリー)なアジア研究を実践した著者による、国際政治研究の成果を集成。数量的処理やイメージ分析など、社会科学の研究方法を実際の歴史上の事例に応用することによって、次々と明晰な分析結果を導き出す著者の手腕は、日本における国際政治研究の第一人者としての評判に違わぬものである。また、複雑な国際関係を説明するにあたっての、著者独自の視点の背景をなす、「文化摩擦」「愛憎症候群」といった考え方について解説する論文をも収録。国際政治に対する著者の考え方の核心と、その実践の成果とを窺うことができる。

編著者のことば
国際政治が権力政治であること、つまり、力と力の争いである面が非常に強いことは、現実を冷静に見つめる人ならだれでも承認することであろう。……国際政治が権力政治ではなくなり、道理のとおるものであってほしいと熱願し、多くのすぐれた人びとがその方法を模索しつづけてきた。わたくしもまた熱願する点では人後におちない。にもかかわらず、わたくしはその熱願の故に、国際政治の現実を歪曲して観察してしまうことは、科学的ではないと考える。むしろ、逆に熱願すればこそ、現実を直視し、国際政治がどのような法則で動いてきたか、また動きつつあるか、を観察することが必要と考える。(「最近の国際政治について私の考え」より)

構成
I 国際政治の枠組
最近の国際政治について私の考え/植民地面積の消長/アジア政治体制試論/社会科学とアジア研究/社会科学におけるインターディシプリナリーなもの
II 政治と外交
幣原外交から田中外交へ―外交問題をみだりに党争の具にするとどうなるか/日華緊張と日本人―1925年から28年までの朝日と日日の内容分析/日本における対外政策決定
III 国際関係と文化
文化摩擦と国際関係/文化摩擦とは?/文化摩擦と国際緊張/文化圏における中心と周縁―愛憎症候群について/文化接触と文化摩擦

初出一覧
著者に聞く(衞藤瀋吉+山本吉宣+平野健一郎)

■編著者紹介
衞藤 瀋吉(えとう しんきち):1923年、旧満洲奉天生まれ。東京大学法学部卒業。東京大学教授、青山学院大学教授、亜細亜大学学長、東洋英和女学院院長などを歴任。現在、東京大学名誉教授。第一回吉野作造賞受賞。紫綬褒章・勲二等瑞宝章受章。論著多数。
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