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中国分析 /衞藤瀋吉著作集(第5巻) 上製
衞藤瀋吉 著
出版社:東方書店
出版年:2004年01月
コード:00607   320p   ISBN/ISSN 4-497-20404-9
 
価格 4,620円
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戦後中国の激動を冷静かつ客観的に分析!
マルクス・レーニン主義と民族主義の間で激しく揺れ動いてきた現代中国の政治・経済を論ずる諸篇を収録。冷静かつ客観的な視線で、金門島砲撃や中ソ論争、あるいは周鴻慶事件や日中国交回復などの内実とその行方を見通す手法は、今日の現代中国研究において確立されている分析の視点、枠組みと見なされている多くの理論の源流といえるものである。現代中国研究の第一人者として揺るぎない地位を築いた著者の中国観は、中国においても体制の違いを超えて信頼を勝ち得ており、これからの中国、ひいては日中関係を理解するために有効である。また、日本における中国報道の傾向を分析し、ジャーナリズムに疑問を投げかけた文章も収録されている。

編著者のことば
中華人民共和国において忘れてはならないことは、今日の政策形成者の多くが、その青年時代を一九一○年代の、弱く衰えた中国で過したということである。かれらは……少年時代に祖国の弱さ、みにくさを見て、それを何とかして強く美しいものに育て上げようと暗中模索し、その結果、マルクス・レーニン主義に辿りついたのである。したがって回心の論理からいうならば、元来祖国の復興が目的であり、マルクス・レーニン主義は手段であった。……すなわち中華人民共和国政府の政策形成者にとって、現在もなお、一つのもっとも重要な革命目標は、あくまでも祖国の独立と興隆にあるということができよう。(「北京政府の対外イメージ」より)

構成
I 中国政治分析
中国政治におけるリーダーシップ覚書――その歴史的背景
中華人民共和国の政治―その過去と現在
中国政治における波動リズム
II 中国外交分析
周鴻慶事件の示唆するもの
北京の東南アジアに対する態度―米帝との対決の場としてのアジア
北京政府の対外イメージ―その二つの視点
中国は国際社会をどう見ているか
日中関係はどうなるのか
日中関係
日中国交20年を検証する
III 中国分析の視角
中国報道・日本と世界の新聞
盲人は巨象をなでねばならぬ―中国訪問記
日中持味を尊重するの論
初出一覧
著者に聞く(衞藤瀋吉+高木誠一郎+平野健一郎)

■編著者紹介
衞藤 瀋吉(えとう しんきち):1924年、旧満洲奉天生まれ。東京大学法学部卒業。東京大学教授、青山学院大学教授、亜細亜大学学長、東洋英和女学院院長などを歴任。現在、東京大学名誉教授。第一回吉野作造賞受賞。紫綬褒章・勲二等瑞宝章受章。論著多数。
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