頼山陽とその時代 上
/ちくま学芸文庫
中村真一郎
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出版社:筑摩書房 |
出版年:2017年03月 |
コード: 496p ISBN/ISSN 9784480097781 |
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名は襄、字は子成、通称久太郎。安永9年、儒者頼春水の長子として大坂に生まれる。後に、天賦の詩才と史書の叙述で天下に令名を馳せる頼山陽(1780‐1832)である。その一代の文章は、幕末期に尊王攘夷運動の原動力ともなった。作家中村真一郎は、この人物の内面を丹念に掬い上げながら、生涯の全貌と時代の知的風景を余すところなく描き出す。発表後、山陽のみならず、江戸漢詩文の再評価をもたらした傑作評伝。上巻では、精神の異変と、脱藩事件や遊蕩によって始まる山陽の生涯、一族のあり様、西遊中の交際などを扱う。芸術選奨文部大臣賞受賞。
目次: 第1部 山陽の生涯 病気と江戸遊学 病気と脱奔 病気その後 遊蕩と禁欲 女弟子たち 第2部 山陽の一族 父春水 春水の知友 山陽の叔父たち 山陽の三子 三つの世代 第3部 山陽の交友 上 京摂の友人たち(第一グループ) 京摂の敵対者たち(第二グループ) 西遊中の知人たち(第三グループ)
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