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アジアの思想史脈 空間思想学の試み /近現代アジアをめぐる思想連鎖 上製
山室信一
出版社:人文書院
出版年:2017年04月
コード:   378p   ISBN/ISSN 9784409520659
 
価格 3,740円
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日清・日露から、韓国併合、満洲国まで、日本を結節点として、アジアは相互に規定しあいながら近代化をすすめた。戦争の世紀に抗して芽生えた平和思想の史脈とは? アジアの思想と空間を問い直し、思想のつながりを描く。

同時刊行 『アジアびとの風姿』

目次:
はじめに
Ⅰ 思想連鎖への道
 第一章 史料に導かれて――連鎖視点への歩み
 一 欧米から日本へ、そして大衆演芸へ
 二 日本からアジアへ、そして思想の環へ
 三 関西館とアジア情報の収集・発信
 第二章 満洲国が語りかけるもの
 一 「アジア」とのめぐりあい
 二 共同研究の恩恵
 三 満洲国と戦後日本
 四 近代日本と空間アジア
Ⅱ 空間アジアと思想連鎖
 第三章 夢の世に、夢を追って――宮崎滔天『三十三年の夢』の思想史脈
 一 落花の歌――「挫折」と「懺悔」
 二 孫文と宮崎滔天――「東亜の珍宝」と「抱負凡ならず」
 三 宮崎八郎――「自由は天真」
 四 宮崎民蔵と弥蔵――「百姓の使者」と「革命の羅針盤」
 五 ツチと龍介――「救って行く義務」
 六 「民権」と「国権」そして「奇」と「怪」
 七 「狂」「侠」そして「個人」と「アジア」
 八 副島種臣・曾根俊虎――中国問題の先達
 九 共有される夢――「中国革命」と「世界革命」
 一〇 アジアは欧米にもある――大亜細亜主義の真義
 一一 人を結ぶ力――中国革命への立ち位置
 一二 そこに書かれていないこと
 一三 心に病むところ――「小節」と「偉業」
 一四 任侠の精神は過ぎ去りぬ――「志操」と「現実主義」
 一五 「百年後の日本」――理想を許さぬ国
 第四章 連鎖視点からみる辛亥革命と日本――アジアの「革命」史脈
 一 交差する眼差し
 二 東アジアにおける革命潮流
 三 辛亥革命の革命性をめぐって
 四 辛亥革命と明治日本 空間アジアと思想連鎖
 五 革命の衝撃と維新の連鎖
 六 アジアの「革命」史脈
 第五章 空間アジアを生み出す力――境界を跨ぐ人々の交流
 一 はじめに
 二 日本におけるアジアへの視圏の広がり
 三 日本に対するアジアからの眼差しの変転
 四 おわりに
第六章 東アジアにおける共同体と空間の位相――「環地方学」からアジアを問い返す
 一 イコン(聖像)化される言説の命運
 二 東アジア共同体論の推移
 三 「環地方」としてのアジア
 四 普遍と特性の「一元不二」
Ⅲ 平和思想の史脈
 第七章 日本の非暴力思想の史脈とその展開
 一 「非暴力」とは何か
 二 幕末・明治前期の非暴力思想
 三 日清・日露戦争と非戦論
 四 「非暴力の社会」を求めて
 五 日本国憲法の非暴力思想とその展開
 六 持続する志操の先へ
 第八章 安重根・未完の「東洋平和論」――その思想史脈と可能性について
 一 二つの日記から
 二 評価の対極性のかなたに
 三 東アジアからの視点
 四 「東洋平和論」への道
 五 二つの「東洋平和」
 六 「東洋平和論」の理論構成
 七 「白鳥の歌」――書かれざる「東洋平和論」の意義
 第九章 正岡子規・四百年後の夢――理想を紡ぎ出す力
Ⅳ 学知と外政―井上毅の日本とアジア
 第一〇章 日本の国民国家形成と国学知の思想史脈
 一 平準化と固有化の相反ベクトル
 二 国民国家形成における泰西主義と啓蒙主義
 三 国家形成と国学知の領域
 四 国民形成と国学知の機能
 五 井上毅における国学知の位相
 六 国学知の特性と意義――ナショナリティの探求
 七 国学知から空間学知へ
 第一一章 井上毅の国際認識と外政への志向
 一 井上毅の人となりと世評
 二 外政への志向と対清交渉
 三 宗藩関係と朝鮮中立化構想
 四 主体的思考と選択的思考
 第一二章 後ろを見る眼――歴史を学ぶということ
 一 後ろから押す力
 二 様々な人生を自らの中へ
 三 事実の断片を繋ぐ視点と空間認識
 四 歴史を受け継ぎ、伝え、応答する責任
あとがき
索引
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