六朝貴族の世界 王羲之 [新訂版]
/新・人と歴史 拡大版 05
吉川忠夫
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出版社:清水書院 |
出版年:2017年04月 |
コード: 228p ISBN/ISSN 9784389441050 |
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すぐれた造形性をそなえた漢字の美を発見し、芸術としての「書」を確立した六朝人は、漢帝国の崩壊によって儒教的規範から人間を自由にし、あらゆる営みに価値をみいだした。 王羲之は「書聖」とよばれている。 しかし、書聖王羲之は彼の全体像の一部分にしかすぎない。 彼の書は、貴族にふさわしい教養のひとつとしてあったのである。 本書は王羲之の生きた時代を語り、彼を通じて四世紀の中国を生きた一知識人の全体像を生き生きと描いたものである。
目次 まえがき 序 六朝という時代 Ⅰ 王羲之の書の探索 Ⅱ けわしき世相――王羲之とその時代 Ⅲ いかに生きるべきか――王羲之の生活・信仰・思想・芸術 あとがき 年譜 参考文献 さくいん
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