吳昌碩全集(篆刻卷、繪畫卷、書法卷、文獻卷)(全12冊)
精装
鄒濤 沈樂平 尚佐文 等主編
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出版社:上海书画出版社 |
出版年:2017年11月 |
コード:432795 39cm ISBN/ISSN 9787547916292 |
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『呉昌碩全集』は、篆刻巻(2冊)、絵画巻(4冊)、書法巻(3冊)、文献巻(3冊)で構成される。収録作品は約5100点、そのうち絵画作品が約1200点、篆刻作品が1500点(うち300点は原石を掲載)、書法作品が約900点、信札詩稿等の文献が約1500頁となっており、12巻合計で3900頁、呉昌碩の足跡を広く反映する内容となっている。収録作品には、浙江博物館、西泠印社、上海博物館等公の機関の収蔵品以外に、マレーシアや台湾、大陸の個人所蔵作品が含まれ、初公開のものも多い。故宮博物院、蘇州博物館、広東省博物館、日本ふくやま書道美術館からも、これまでの作品集には収められたことのないコレクションが掲載されている。
呉昌碩(1844~1927)は清末から民国期の著名な芸術家で、西泠印社の初代社長としても知られる。詩・書・画・印(篆刻)のすべてに優れ「四絶」と称された総合芸術家であった。王個簃著『呉先生行述』には、「人謂先生‘書過於画,詩過於書,篆刻過於詩,徳性尤過於篆刻,盖有五絶焉’,識者以為実録云。」の記述がみられ、「四絶」に加え人品も優れた人物であったことがうかがえる。 金石書画においては派閥にこだわらず様々な門派の門戸をたたき、詩書画印の間の関係性を探求した。「書従印入、印従書出」という至理(最高の理)を実践し、詩書画印の総合的な発展を目指して研鑽を積み、50歳以降は特に大成した。 それぞれに目を向ければ、篆刻においてその功績はもっとも大きく、「書従印入,印従書出」という鄧石如の篆刻に対する考えを石鼓文の書法に融合、さらに浙皖両派の篆刻法の長所を合わせた。さらに後期作品では質朴とした重厚さを追求し、稚拙さの中に巧みさを感じさせる作風で「呉派」を確立した。 書法においては、石鼓文を多く学び新たな篆書体を見出し、そこからさらに古さの中に洗練された味わいを備えた行書体、草書体を生み出したとされる。
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